NEC、仮想テープライブラリ装置「iStorage T3200VT」を発売
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「仮想テープライブラリ装置」とは、ディスクアレイ装置上に、仮想的なテープカートリッジを作成してデータを格納する機能をもつストレージのこと。テープライブラリ装置のようなカートリッジのマウント/デマウント(テープドライブへの装填・取り外し)など、機械的な動作時間の考慮が不要となる。データはディスク上に格納されるため、ランダムアクセス、ファイルサーチ時間の短縮、データのリストア(復元)の高速化を実現している。
「iStorage T3200VT」は、同一内容のデータを重複して書き込まず、メタデータ(データの特性情報)のみを保存する「重複データ排除機能」を搭載しており、ディスクスペースの効率的な利用が可能となっている。また、独自のアルゴリズムを用いており、データが誤って削除されることがなくデータの完全性が保たれるという。なお、重複データの排除はバックアップと同時に実行されるため、全バックアップデータの一時的なディスクへの格納が不要であり、ディスク容量を削減可能だ。
また「iStorage T3200VT」はディスクアレイ装置でありながら、バックアップサーバからはテープライブラリ装置と同等に扱うことができるため、従来テープでバックアップ運用していた環境にも運用形態を大きく変えずに導入が可能。1台の「iStorage T3200VT」上に、複数の仮想テープライブラリや仮想ドライブを定義することも可能であり、柔軟なシステム構成および運用を実現した。iStorage T3200VT-T1(物理容量7TB)の価格は税別956万円~。
《冨岡晶》
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