NEC、クラウド基盤への対応を強化した「スケーラブルHAサーバ」新製品を発売
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「Express5800/A1080a」は、メインフレームやハイエンドサーバ開発で培った部品の高密度実装により、7Uの筐体に8コアの高性能CPUを最大8個(64コア)搭載可能であり、従来比約2倍の処理速度、従来比8倍の2TB(テラバイト)のメモリ容量を実現した。7Uの筐体内で4CPUサーバ1台、クラスタ構成の4CPUサーバ2台、8CPUサーバ1台など、システム規模や用途に応じた柔軟なシステム構成が可能。トランザクション性能を測定する業界標準ベンチマークテスト「TPC-Eベンチマーク」において世界最高記録を達成したという(2010年4月8日現在)。
さらに、システム障害発生時に、ハードウェアとソフトウェアの区別なくワンストップでサポートを提供する「プラットフォームサポート」に対応するなど、可用性を強化するサポートサービスも拡充するなど、企業の基幹システムだけでなく科学技術計算向けにも利用可能な製品となっている。なお先行ユーザーとして、東北大学サイバーサイエンスセンターの大規模科学計算システムが、HPCクラウドのサービス基盤として同製品を導入したとのこと。価格は最小構成の「Express5800/A1080a-S」が1,621,000円~(XeonプロセッサE7520×1、5月10日出荷開始)。
また高可用性Linuxプラットフォームを実現する「Enterprise Linux with Dependable Support」も新たに提供開始。本製品は、スケーラブルHAサーバ向けに障害解析度を高めた専用ソフトウェアと、可用性・運用性を向上するミドルウェア製品群「MC SCOPE」から構成された高可用性を実現する新サービス。価格は40万円(税抜)からで、本年6月より出荷を開始する。
《冨岡晶》
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