「魔法のような自動ゴミ除去機能」――「ADOBE PHOTOSHOP CS5」新機能の数々 | RBB TODAY

「魔法のような自動ゴミ除去機能」――「ADOBE PHOTOSHOP CS5」新機能の数々

IT・デジタル 周辺機器
不要物を除去する「スポット修復ブラシツール」
不要物を除去する「スポット修復ブラシツール」 全 10 枚
拡大写真
 アドビシステムズが12日に発表したクリエイティブソフトの新バージョン「CS5」。同社では代表的ソフトにおける新機能の数々をサイト上で公開している。

 中でも注目したいのは、画像編集ソフトの「ADOBE PHOTOSHOP CS5」。同ソフトはWindows/Mac版を用意。ともに64ビットOSにネイティブ対応となり、パフォーマンスが向上したとうたう。

 おもにデザイナー/クリエイター向けの製品ではあるが、同社が公開した新機能は一般ユーザーが見ても楽しめるものだ。その1つ、「スマート半径」は、これまで緻密な作業が必要で難しいとされてきた、髪の毛や動物の毛並みなどを含む部分の繊細な作業行程を大幅に改善。サンプル動画では、女性モデルの髪の毛や猫のひげの細部までをごく簡単な作業で選択する様子を公開した。

 「コンテンツに応じた塗り」のセクションでは、「魔法のような自動ゴミ除去機能」と銘打って「スポット修復ブラシツール」を紹介。これまでも搭載されてきたものだが、CS5では不要なオブジェクトの消去機能を強化。本機能の使用前/使用後のサンプル画像では、壁に這った植物をきれいさっぱりと消し去った画像を並べている。

 続いて「パペットワープ」。これは任意の位置にピンを配置し、それを基点として被写体の一部を変形させるもの。例えば、人物の手足の動きを自由に変え、元とは違うポーズを取らせることが可能となる。サンプル動画では、この機能を用いて象の鼻を自在に動かす様子を公開した。

 「混合ブラシツール」は、まるで水彩画や油絵のようにソフト上で絵画を作成可能な機能。動画では、パレット上の絵の具を本物かのように混ぜ合わせるシーンや、絵筆を自分流にカスタマイズするシーンも。筆圧対応ペンタブレット使用者なら、実際に絵を描いているような使用感を得ることができるとしている。

 そのほか、2Dテキストやアートワークを簡単に3D化可能な「3Dテキスト・アートワーク作成」、画像のゴースト現象を除去する機能を付加した「HDR画像合成」などが新機能として紹介されている。

《小口》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース