富士通、レイヤー2スイッチ「SR-Xシリーズ」を販売開始 ~ サーバラック搭載に最適
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「SR-Xシリーズ」は、低消費電力設計により、省エネ法の基準を満たすとともに、データセンターなどで多く利用されている工業用電源(AC200V)にも標準対応する。装置内に内蔵したセンサーによって消費電力を監視することが可能であり、測定した消費電力はSNMP(Simple Network Management Protocol)によって採取できる。さらに、未使用ポートについては、消費電力を自動的に抑止する設計になっているとのこと。特に10ギガビット(G)インターフェイスをサポートする最上位機種「SR-X526R1」については、富士通研究所が開発したスイッチ用LSIを採用することで、世界最高レベルの伝送遅延400ナノ秒の品質を保ち、同様のスイッチの省エネ法基準値と比べて消費電力を約70%削減した。
またサーバラックに搭載されるサーバの前面吸気・後面排気設計に合わせた吸・排気構造を採用。サーバラック内における熱流を同一方向に循環させることで、効率的な空気冷却を行うことが可能となっている。ケーブルを接続するインターフェイスについても、サーバラック内に搭載したサーバのケーブル接続インターフェイスと同じ方向に設計することで、ケーブル配置を簡単にした。IPアドレスを設定せずに、管理PCからWeb設定画面へ簡単にアクセス可能で、Web設定時には、IPアドレスやSNMP、VLANなど、サーバ収容スイッチとして一般的に使用される機能が簡単に設定できる。
1Gインターフェイスを16ポート(「SR-X316T1」)、24ポート(「SR-X324T1」)、40ポート(「SR-X340TR1」)、標準搭載したモデルをラインアップ。さらに、「SR-X340TR1」は、10Gインターフェイス(SFPプラス)を4ポート、「SR-X526R1」は10Gインターフェイス(SFPプラス)を26ポート、標準搭載した。なお同製品は、5月13日~14日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2010」に出展される予定。
《冨岡晶》
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