アドビ、アップルのライセンス規約を批判――iPhone向け「Flash」の開発中止
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チャンバー氏は、Appleがライセンス規約を変更し、iPhoneアプリの開発言語をObjective-C、C、C++やJavaScriptに限定したことを批判したうえで、今後はGoogleのAndroid端末向けの開発を強化していくと語った。
Appleのライセンス規約変更を受け、同氏は「これによって従来Unity、Titanium、MonoTouch、Flash CS 5などを使ったアプリ開発者はコンテンツをiTunesストアから撤退せざるを得なくなるだろう」と述べ、「Flashの目的はブラウザやプラットフォーム、デバイスなどの違いに関係なく開発を可能にすることだ。しかし、これはAppleがやりたいこととは正反対のようだ」と語っている。そのうえで「Appleが作ろうとしているこのような閉じた開発システムは開発者や消費者に悪影響を及ぼすだろう」と語った。
またチャンバー氏はGoogleのAndroid OSについて、「最近ではAndroidをベースにした端末も増えている。現在我々はAndroid端末向けの「Flash Player 10.1」と「Adobe AIR 2.0」の開発をGoogleと協業している」とコメントした。
チャンバー氏は「Chroma Circuit」など、Flashを使用したiPhone向けアプリがAndroidに移行した複数の例をあげたうえで、「Android向けのFlash Playerを採用したコンテンツの出来は素晴らしい。開発者のiPhoneアプリからAndroidアプリへの移行はこれからも増えるだろう」と語っている。
なお、Android向けの「Flash Player 10.1」と「Adobe AIR 2.0」は現在テスト段階だという。
《RBB TODAY》
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