日立、アドバンストサーバ「HA8500シリーズ」を機能強化 ~ 最新Itanium搭載
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「HA8500シリーズ」の全5モデルに「インテルItaniumプロセッサー9300番台」を搭載し、従来モデルと比べ約2倍のシステム処理性能を実現した。また、プロセッサー間の情報伝送を効率的に行うQPI(インテルQuickPath Interconnect)技術を採用し、従来モデル比最大9倍の通信速度も実現した。さらに、メモリへのデータの書き込み・読み出しなどの制御を行うメモリコントローラをプロセッサーに内蔵することで、プロセッサーとメモリ間の伝送速度を従来モデルに比べ最大6倍に向上した。これにより、証券取引や電子決算などのオンラインシステムやデータベースシステムなど、大量データを伴う業務処理をより迅速に実行できる見込みだ。またメモリチップ上の誤りを訂正するメモリ保護機能に、Double Device Data Correction機能を追加。1または2個のメモリチップ上で複数ビットにおよぶ誤りが発生した場合でも、誤りを訂正し処理を継続できる。価格は、ハイエンドモデル「HA8500/SD」が税込2,933万7,000円~。ミッドレンジモデル「HA8500/BL890」が2,329万7,400円~、「BL870」が976万800円~、「BL860」が205万650円~。「HA8500/310」が213万4,650円~。
さらに今回、ハイエンドモデル「HA8500/SD」、ミッドレンジモデル「HA8500/BL890」「BL870」「BL860」の計4モデルでは、柔軟なシステム拡張を可能とするブレード型サーバの提供を開始する。ミッドレンジモデルでは、サーバブレードを最大8台搭載可能な「c7000エンクロージャ」と最大4台搭載可能な「c3000エンクロージャ」から選択し、システム導入可能。これにより、企業の業務拡大や部門システムの統合などに伴うシステム拡張があっても、ブレード単位できめ細かく柔軟に対応できる見込みだ。また複数のサーバ間でI/Oを共有して利用できるI/O仮想化機構「バーチャルコネクト」に対応する。エントリーモデル「HA8500/310」は、米国EPRI(The Electric Power Research Institute, Inc.)が作成した「80 PLUSプログラム」に基づく認証“80 PLUS PLATINUM”を、ハイエンドモデル「HA8500/SD」とミッドレンジモデル用「c7000エンクロージャ」は“80 PLUS GOLD”を、「c3000エンクロージャ」は“80 PLUS SILVER”を取得した高効率電源を採用した。
《冨岡晶》
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