インテル、スマートフォン/モバイル端末向けにAtomベースのプラットフォームを発表
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同プラットフォームは、高性能化が加速するスマートフォンやタブレット型端末、モバイル端末に最適化されたもの。同社の説明によれば「スマートフォン市場でのインテル・アーキテクチャー採用に向けた道を開く最初の製品」だという。
消費電力の大幅な削減と、高品質なグラフィックス性能、高速なCPU性能を打ち出している。待機電力は、同社の前世代製品とプラットフォーム・レベルで比較した場合に50分の1以下、音楽再生時の消費電力は20分の1以下、web閲覧や動画閲覧では2~3分の1以下に抑制されたという。
グラフィックス性能では、1080pフルHD動画のデコード、720pハイビジョン録画に対応。3DグラフィックスなどのリッチコンテンツをPCと同じように再生可能とうたう。また、スマートフォン向けでは最大1.5GHz、モバイル端末向けでは最大1.9GHzの高い動作周波数を実現し、よりスムーズなマルチタスクを可能にするという。
プラットフォームには、Atom Z600番台、プラットフォーム・コントローラー・ハブのMP20、専用のミックスド・シグナルICを搭載。45nmプロセスを採用し、3Dグラフィックス機能、動画エンコード/デコード、メモリ/ディスプレイコントローラーを統合したシステム・オン・チップ(SoC)設計を用いた。また、無線LAN、3G/HSPA、WiMAXといった各種の通信規格、Android、MeeGo、Moblinなどの各種OSをサポート。これら幅広い互換性を武器に、同社ではモバイル分野での同プラットフォームの拡大を見込んでいる。
《小口》
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