Yahoo!JAPAN、アジア最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」と業務提携
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出品商品情報データベースなどのAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を相互提供することにより、両国内に購買代行サイトを構築。これにより「タオバオ」は、新たに開設される「淘日本(タオジャパン)」の中で、中国で人気の高い日本商品約800万点の取り扱いを開始。一方Yahoo! JAPANでは「Yahoo!チャイナモール」を開設し、「タオバオ」の取扱い商品4億点以上のうち、約5,000万点を日本のYahoo!JAPAN上で購入可能とする。取り扱い商品は今後も順次増やしていく予定。
中国のインターネット利用者数は、2010年3月末時点で4億400万人(中国インターネット情報センター「CNNIC」調べ)となり、初めて4億人を突破、インターネット通販の市場規模も2009年は2483.5億元(前年同期比約93.7%増 中国アイリサーチ社調べ)と急激に拡大しているとのこと。Yahoo!JAPANでは、急増する新たな市場への進出を大きなビジネスチャンスととらえ、今回の提携に至ったとしている。
ジャック・マー氏(アリババグループの創立者、最高経営責任者兼CEO)は「私たちは、タオバオのプラットフォームを通してYahoo!JAPANの出店者が中国で販売をすることを支援できるのを大変嬉しく思います。ショッピングにおいて商品の選択肢が多いことは良いことですし、今回のわれわれの提携によって、両国のお客様は日本と中国双方の数え切れないほどの商品のなかから好きなものを選ぶことができるのです」とのコメントを寄せている。一方、孫正義氏(ソフトバンク代表取締役社長兼ヤフー会長)は「6月1日から開始するこの事業は、すべての中小企業事業者が、国境を越えたEコマース事業を展開できるよう最適なプラットフォームの提供と、お客様にとっても、ふだんと変わらない環境で買い物ができる環境を実現させます。この取組みを通して、われわれが両国間の架け橋となり、中日経済圏を中心としたアジアの経済発展へ貢献していきたいと考えます」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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