位置情報サービス「はてなココ」、京都造形芸術大学の講義で出席確認ツールとして採用
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同大学芸術学部の中西洋一准教授が担当する「情報メディア論」での出欠確認で採用された。中西洋一准教授は、学生にブログの開設・運用を体験させたり、学生とのコミュニケーションにブログやTwitterを活用するなど、最新のWebサービスを積極的に取り入れているという。もともと講義では、紙の出席シートを使って出欠確認を取り、手作業で集計していたが、今回、はてなココの「今いる場所を自動投稿できる」「特定のユーザーだけで情報共有できる」特徴を活かし、春より出席確認ツールとしての運用を開始したとのこと。
はてなでは、Webを活用する教育機関を積極的に支援しており、「はてなダイアリー」が立命館大学や女子美術大学をはじめとする教育機関の授業で活用される事例も出ている。また、昨年は京都国際マンガミュージアムとの共同開催でニンテンドーDSi向けソフト「うごくメモ帳」を使ったワークショップを開くなど、文化機関との連携も行っている。
中西教授は「位置情報が詐称できるといった懸念点はありますが、そもそも紙の出席シートでも他学生に代理を頼んで提出する学生はいるので、そこは学生を信頼して運用しています。今後は授業の様子を写真で投稿するといった条件付けをおこなうことなども検討しています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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