無線LAN機能が強化したEYE-Fiカード
IT・デジタル
その他
注目記事

価格はオープン。予想実売価格は、最上位モデルの「Eye-Fi Pro X2」が15,800円前後、上位モデルの「Eye-Fi Explore X2」が9,980円前後、下位モデルの「Eye-Fi Connect X2」が6,980円前後。
Eye-Fiカードは、デジタルカメラ専用の無線LAN機能を搭載したSD/SDHCメモリーカード型カード。SDメモリーカード対応のデジタルカメラに挿入し、SDメモリーカードとして利用できるほか、撮影した静止画や動画を無線LANアクセスポイント経由でPCやオンライン写真サービスなどへ転送できる。
容量2GBで静止画のみ対応の「Eye-Fi Share」を2008年12月、容量4GBで静止画に加え動画にも対応の「Eye-Fi Share Video」を09年4月に発売した。Eye-Fi X2シリーズの3モデルは仕様向上モデルで、同社が独自開発した「X2 Engine(エックス・ツー・エンジン)」の搭載により容量が増加。Eye-Fi Pro X2/Eye-Fi Explore X2は8GBとした。また、データの読み書き速度を改善し、SDスピード「Class6」としている。
無線LAN機能も強化しており、無線LAN規格で新たにIEEE802.11nを採用。無線電波の到達距離および送信速度が向上し、ファイルのアップロードスピードを従来よりも高速化した。さらに、指定容量を超えた場合も撮影データをカード内に収められるようにする「エンドレスモード」を新搭載。アップロードが完了したファイルを古いものから順に自動でカード内から削除することが可能となった。
さらにEye-Fi Pro X2は、無線LANルーターがない場所でも直接PCなどに画像を転送できる「アドホック接続機能」が搭載。ファイル形式はJPEGだけでなくRAWにも対応し、3Dカメラ等に利用されるMPOファイルの転送も可能となっている。
また、Eye-Fi Pro X2/Eye-Fi Explore X2に共通の特徴として、「ジオタグ(位置情報)機能」を装備。市街地に飛び交う無線LANの情報を元に、写真を撮影した場所を特定。写真のExif情報やオンラインサービス上でのタグとして位置情報の付与が可能。公衆無線LANアカウントをあらかじめカードに登録しておくことにより、web ブラウザ上での認証が必要なオープンネットワークにも接続/アップロードをすることができる。
なお、3製品とも、従来は転送ができなかったAVCHDや、ソニー製カメラの動画のアップロードにも対応する。
おもな仕様として、容量は、Eye-Fi Pro X2/Eye-Fi Explore X2が8GB、Eye-Fi Connect X2が4GB。動画ファイル形式はMPG/MOV/FLV/WMV/AVI/MP4/AVCHD。無線LANはIEEE802.11b/g/n。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.4以降。
《加藤》
特集
この記事の写真
/