NEC、データセンター向け省電力サーバ「Express5800/ECO CENTER」のラインナップを強化
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「Express5800/E110b-M」は、「インテルAtomプロセッサーN450」、NECが新たに開発した共有電源ユニット「EcoPowerGateway(エコパワーゲートウェイ)」を搭載。共有電源ユニット「EcoPowerGateway」は、高さ1Uのコンパクトな筐体に80 PLUS Gold認定を取得した変換効率92%の高効率電源を最大4台搭載し、最大80台のサーバに電力供給が可能。複数サーバから電源を共有することで電力損失を抑え、個々のサーバに電源を搭載する場合と比較して、約10%の省電力化を実現したという。
またブレードサーバ開発で培った高密度実装技術により、従来比70%の省スペース化を実現。3Uのエンクロージャに最大20サーバの搭載が可能であり、1ラックに最大240サーバを搭載可能。これにより、一般的なデータセンターの床耐荷重500Kg/m2環境下において、1Uラックあたり従来比2倍となる160サーバ搭載を可能とした。リモートでのサーバ監視/サーバ制御が可能な「EXPRESSSCOPEエンジン2」を標準で搭載。遠隔地から、CPUやメモリ、ファンなどの監視や電源制御、サーバ操作が可能となり、データセンターにおける容易な運用管理を実現する。なお、本機能は、OSの種類や電源のON/OFFに関係なく利用可能。
メモリレス、ディスクレス1wayモジュラーサーバ「Express5800/E110b-M」が6万3000円~、「EcoPowerGateway」が24万円~。また、あわせて性能/拡張性を強化した省電力1wayラックサーバ「Express5800/E110b-1」(8万9000円(税別)~、出荷開始時期:5月17日)、および仮想化対応を強化した2wayモジュラーサーバ「Express5800/E120b-M」(39万5000円(税別)~、出荷開始時期:6月30日)も製品化された。
同社では、データセンター向けに省電力を追求した1Uサーバ「Express5800/iモデル」と、ラック単位に電力の最適化を図る「同/ECO CENTER」を「Express5800/ECO CENTERシリーズ」として統合し、継続強化していくとしている。今回の強化により「Express5800/ECO CENTER」について海外を含め今後1年間で2万3千台の販売を目指す。
《冨岡晶》
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