TVよりPC、SNSも活用。老いて盛んな『デジタルアクティブシニア』とは? ~ シマンテック調べ
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調査期間は3月20日~3月23日で、全国900名(50~59歳の男女、60~69歳の退職者男女、70~79歳の退職者男女各300名を対象にインターネット調査を行った。それによると、今回の調査において、「テレビよりパソコンを利用する時間が増えた」が61%、「テレビよりもパソコンを利用している方が楽しい」が56%と回答しており、シニア層においても「テレビ離れ」の傾向があきらかになった。
複雑なデジタル機器を扱うのが苦手と思われがちだったシニア層だが、インターネットを活用することで、商品の値段を徹底的に比較したり、製品機能を確認したりするなど、「即決型購入」から「熟慮型購入」へ購買行動が変化していることも判明した。今回の調査で「以前よりも店頭で見た商品をすぐに購入しなくなった」の回答は63%。「以前よりも商品を購入する前に情報収集をするようになった (76%)」、ネットショッピングやネットオークションを利用するようになった (72%)」と、それぞれの年代で70%を超えているという。また全年代の調査対象者による「ネットショッピング・オークション」利用者652人に利用頻度を聞いたところ、「月に1回以上」利用する人が67%と、インターネットでのショッピングスタイルがシニア層のライフスタイルに定着していることもあきらかになった。
「ネットショッピング・ネットオークション」を利用して購入した商品順位は、各世代ともに『食料品』が1位 (68%) を占めており、重いものを運ぶ必要もなく、時間も節約できる利便性や、ネットショップで良い商品を安く購入できるメリットなどが後押ししていることが推測できる。60~70代においては、「デジタル機器 (パソコン・デジカメ・テレビ・DVDプレイヤー)」の購入が2位 (51%) に続き、デジタル機器により趣味や娯楽をより充実させているデジタルアクティブシニアの増加が伺える結果となった。また80%がセキュリティソフトを導入し、かつ、73%が常にセキュリティソフトを最新の状態にしていることなどから、大多数のシニア層がセキュリティ対策を施していることもわかったという。
家族や友人とコミュニケーションを取る手段でも、長く使い慣れた「固定電話 (86%)」の利用だけでなく、「パソコンメール (75%)」やシニア向けにも簡易化され使いやすくなった「携帯電話 (64%)」「携帯メール (48%)」という新たなコミュニケーションツールの利用も目立った。今回の調査対象者900名におけるSNSサイト利用者数は104名。そのうち70代での利用が46%を占める結果となった。
《冨岡晶》
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