日本HP、x86サーバ新世代機「HP ProLiantサーバGeneration 7」5モデルを発表
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「HP ProLiantサーバG7」は、「Generation 6(G6)」シリーズの消費電力抑制機能を継承しつつ、最新プロセッサーの搭載とともに、新たにリモート管理ツールの最新版「HP Integrated Lights-Out 3(iLO 3)」を搭載することで、ユーザーのさらなる生産性向上と運用コスト削減に貢献する。
今回発表された「HP ProLiantサーバG7」は、最新インテルXeonプロセッサー5600番台搭載の2Uモデル「HP ProLiant DL380 G7」と1Uモデル「HP ProLiant DL360 G7」、最新AMD Opteron 6100シリーズ搭載の2Uモデル「HP ProLiant DL385 G7」と1Uモデル「HP ProLiant DL165 G7」、およびスケールアウト向け2Uモデル「HP ProLiant SL165z G7」のラックマウント型全5モデルとなる。
「DL380 G7」「DL360 G7」「DL385 G7」の3機種には、HP ProLiantサーバの運用をリモートから管理できるツールである「iLO」の最新版「iLO 3」を標準搭載。旧バージョンに比べてさらに高速化し、使いやすくなった「iLO 3」によって、サーバ管理者の作業時間の短縮・効率アップを実現し、運用コスト削減を支援する。「iLO 3」の主な機能強化点としては、リモートコンソールによる遠隔操作を8倍速、仮想メディア機能によるCDドライブからサーバへの遠隔インストール速度を3倍速に向上、JavaScript Object Notation(JSON)に基づくGUIによる快適な操作性、すべてのファンクションにすばやく行けるツリービュー(ナビ・ウィンドウ)の追加、ハードウェアベースのAES暗号化に対応といったことが挙げられる。
また、「DL380 G7」「DL360 G7」「DL385 G7」では、「G6」シリーズから提供されているHP独自の消費電力抑制機能を引き続き搭載している。主な機能として、大量の温度センサーによってシステム冷却を最適化し、省電力化を図る「Sea of Sensor」、高効率・共通スロットのパワーサプライ、サーバの消費電力の上限を設定できる「動的消費電力上限(HP Dynamic Power Capping)」を提供する。
IT投資効率をさらに強化した次世代ラック型サーバである「DL380 G7」と「DL360 G7」は、32nmプロセス技術により製造された最新インテルXeonプロセッサー5600番を搭載し、最大6コアを実現。1サーバ24コア256GB DIMMを実現した次世代機である「DL385 G7」「DL165 G7」「SL165z G7」は、最大12コアの最新AMD Opteron 6100シリーズを搭載し、最大24コア256GB DIMMを実現する。アーキテクチャの刷新により、前世代モデルから大幅にパフォーマンスを向上させ、今後ますます増加する仮想化への要求に最適なスペックとなっている。
価格は「HP ProLiant DL380 G7」が286,650円~、「HP ProLiant DL360 G7」が265,650円~、「HP ProLiant DL385 G7」が262,500円~、「HP ProLiant DL165 G7」が161,700円~、「HP ProLiant SL165z G7」が304,500円~(すべて税込)。
《池本淳》
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