「世界最薄、しかもLED」――OKIデータがA4カラー・モノクロLEDプリンタを発表
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
OKIデータ、ルネサス テクノロジより生産拠点を取得 〜 プリンタ事業およびLED応用分野事業を加速
-
OKIデータ、英国工場の全電力をグリーン電力に切替

OKIデータ社長杉本晴重氏は、「IDCのレポートによれば、ワールドワイドのプリンター市場は09年度を底に、10年度は上向いていくという。ただ景気は各国まちまちで、中国や中南米などの新興国は急速に立ち直っている。一方一番厳しそうだと見ているのは、今問題のギリシャを含めたヨーロッパ。日本とアメリカはそれなりに良くなっていくのではと思っている。我々はヨーロッパでの売上が多いので、今後は為替の変動をよく見ながら経営にあたっていきたい」と語った。さらに同社副社長森丘氏は「すでに実績のある欧州主要国ではトップ5を目指し、来月から欧州各国でプロモーションを行っていきたい」と述べた。
また国内展開としては、発表されたラインアップの特徴である小型で高耐久という要素が求められる、官公庁や教育市場を中心に販売していく計画を発表した。
さらに10年度上期も精力的にセールスプロモーションを行っていく意向を述べ、6月1日からは、「世界最薄、しかもLED」と題したエンドユーザー向けキャンペーンを展開。プレゼントキャンペーンなどを実施するほか、菅野美穂さんのテレビCMを中心とした広告キャンペーンも引き続き継続していくという。
今回発表されたA4カラーLEDプリンタは、「C530dn」「C510dn」「C310dn」の3機種。新製品のキャッチコピーは「世界最薄、しかもLED」ということで、自動両面印刷機能を搭載しつつ、高さ24.2cmという小型サイズが特徴となっている。各色それぞれのイメージドラムユニットと廃トナーボックスの統一により、小型化を実現したという。
また環境性能向上を目的とし、ミリワット単位のエネルギーマネジメントを行える環境対応ASIC「Green ASIC」を搭載し(C530dnのみ)、印刷ジョブのドキュメント情報を分析することで定着エネルギーを最適化する「インテリジェント・クイックプリント」を備えた。「インテリジェント・クイックプリント」では、ウォーミングアップ時の消費電力を最大で約20%削減できるという。
販売価格は「C530dn」が89,040円、「C510dn」が78,540円、「C310dn」が65,940円(全て税込)で、5年の無償保証付き。年間の目標販売台数は10,000万台。
A4モノクロLEDプリンタは、「B431dn」と「B411dn」の2機種。こちらも自動両面印刷に対応しつつ、高さ24.5cmの小型サイズとなっている。同製品の部品点数の50%が、A4カラーLEDプリンタの製品群と共通化されており、メンテナンス性向上などが実現されたという。販売価格は「B431dn」が83,790円、「B411dn」が62,790円で、5年の無償保証付き。年間の目標販売台数は6,000台
さらに今後のCOREFIDOシリーズの拡充について、国内営業本部本部長栗本氏は、今年の下期にCOREFIDOにA3モノクロプリンタを追加することで、8%のシェアを目指すと語った。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/