海賊版と改造Wiiをセットで販売、53歳の男性を逮捕 ~ ソフトも不正入手
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事

男性は、インターネットオークションに、海賊版ソフトが稼働できるように改造したWii本体を出品し、ゲームソフトを無断複製したDVD-Rを「おまけ」として、それらをセットで販売していた。警察の調べによると、男性は2年ほど前から販売を始め、これまでに約300万円を売り上げていたとみて捜査を続けている。
具体的には2009年1月6日ごろ~同年3月19日ごろの間、東京都の男性他2人に対し、任天堂が著作権を有するWii用ゲームソフト「街へいこうよ どうぶつの森」他4タイトル、バンダイナムコゲームスが著作権を有する「ワンピースアンリミテッドクルーズ エピソード2目覚める勇者」、スクウェア・エニックスが著作権を有する「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム」、カプコンが著作権を有する「バイオハザード」を複製したDVD-R合計8枚とWii本体3台を、合計97,000円で販売していた。
2009年3月、ACCSが男性の出品を発見。著作権者に連絡の上、警視庁に相談した。逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、改造Wii6台、DVD-R約300枚、パソコンなどが押収されたという。警察の調べによると、男性は小遣い稼ぎのために販売を行っていたことを供述している。男性は、海賊版を作成するためのマスターソフトとして、ファイル共有ソフトを通して入手したゲームソフトを利用していた。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/