「Android 2.2」は、2008年9月の第一弾「Android1.0」から数えて7度目のアップデートとなる。ユーザーレベルでは、内蔵ブラウザのFlash対応、JavaScriptの「V8」エンジンによるブラウザの高速化が特長として挙げられている。ブラウザのパフォーマンスは前バージョンの「Android 2.1」と比較して2~3倍の高速性をうたう。
全体のパフォーマンスとスピードも向上。新たに「Dalvik JIT」コンパイラを搭載し、さまざまなベンチマークテストの結果、「Android 2.1」と比較して2~5倍の高速性をうたう。また、「Portable Wi-Fi hotspot」機能を設け、アンドロイド搭載端末を外部モデムとして利用可能とした。
アプリケーションのデータバックアップと復元を行なう新たなAPIの搭載も特長。この機能により、新たにインストールした際や端末をリセットした場合など、アプリを最新データの形に復元してくれるという。
そのほか、新ユーザーインターフェース採用で、より直感的な操作が行えるようになった「カメラ」機能、ラテン文字ベースのマルチ言語に対応する「Multiple keyboard」などを備えている。
同社ではこれらの強化ポイントをまとめて動画で公開。OS全体のパフォーマンス向上や、ブラウザの高速性能を見ると、同OSを搭載した端末の登場が待ち遠しいところだ。