シマンテック、親子で家族ルールを決める独自の新サービス「ノートン オンライン ファミリー」を公開
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「ノートン オンライン ファミリー」は、子どものオンライン活動を止めたり監視したりすることに重点を置いていた従来の保護者機能製品とは違い、保護者がインターネットのグレーゾーンまで管理できるようにさらに踏み込んだ機能を提供しているという。同ソフトでは、サービスの設定をする際、オンライン利用における「家族ルール」を親子いっしょに取り決め、子どもたちは親子で決めた「家族ルール」をいつでもいっしょに見ることができる。保護者は子どもがYahoo!やGoogleなどのサイトで検索したワードと、そこから子どもが入ったサイトを確認できる。この機能では、子どもたちが興味を持っているトピックについても知ることができる。一方子どもは、禁止されたWebサイトにアクセスしたいときに、ノートン オンライン ファミリーまたは、電子メールを通してその希望をリアルタイムに保護者にあててメッセージを送ることができる。
また「ノートン オンライン ファミリー」の日本語ベータ版では、mixiやGREEなど、子供も含む多くのユーザーに使われているソーシャルネットワークサイト(SNS)での活動が把握可能となっている。保護者は子どもたちがどのように自己紹介をしているか、いつどの程度の頻度でログインしたかを確認でき、子どもたちがオンラインで間違った自己表現をしていることがわかった場合には、子どもと話し合うことができるとのこと。「ノートン オンライン ファミリー」のWebサイト監視レポートは、メディアを多用したWebサイトからの広告などの余計なURLは除外。子どもたちが訪れたWebサイトのサムネイルも表示する。さらに子どもの年齢や成長に合わせてそれぞれの設定を変更していくことが可能。
「ノートン オンライン ファミリー」はWindows XP HomeまたはProfessionalのSP2以降、Windows XP Media Center Edition 2005、Windows Vista 32ビット版または64ビット版のSP1以降、Windows 7に対応。子どもが使うコンピュータそれぞれに、保護者が「ノートンセーフティーマインダー」という小さなアプリケーションをダウンロードしてインストールして利用する。
シマンテックは、子どものPC利用を保護者がコントロールする従来の保護者機能や製品では、子どもたちを守り、保護者の不安を十分に取り除くには限度があると考え、「ノートン オンライン ファミリー」を発表したとしている。本パブリックベータ版は、現在提供中の「ノートン インターネット セキュリティ2011」のパブリックベータ版の保護者機能として、従来の保護者機能のAdd-on packに替わって搭載される。
《冨岡晶》
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