「Webユーザビリティランキング2010<省庁サイト編>」、使い勝手の良さ1位は「宮内庁」
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省庁においても、「正確かつタイムリーな情報発信と公開」「インタラクティブな意見交換」といった、国民との接点としてのWebサイトを使用したコミュニケーションが重要となっている。今回の調査はWebサイトが国民目線、ひいてはユーザー視点で構築されているかどうかを評価したものだという。
調査は2010年2月から4月上旬にかけて実施。トライベック・ストラテジーのユーザビリティ診断プログラムを用いて、「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」、「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全97項目について評価したとのこと。その結果、使い勝手の良さで1位となったのは「宮内庁」サイトだった。以下2位「文部科学省」、3位「観光庁」、4位「国税庁」、5位「防衛省」となった。
なおこの調査によると、省庁のサイトは、2009年9月に発表された「主要企業Webユーザビリティランキング<企業サイト編>」の100社平均と比べて12ポイントのマイナスになっていたという。民間企業サイトと比較すると、特に「トップページの明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「ヘルプ・安全性」においてその差が顕著に見られたという。
そんな中で、「宮内庁」「文部科学省」など上位ランキングの省庁サイトにおいては、先の民間企業サイトと遜色ないユーザビリティを担保しており、国民(ユーザー)目線に立った情報公開や意見交換といったコミュニケーションへの前向きな姿勢がうかがえたとしている。
《冨岡晶》
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