【COMPUTEX TAIPEI 2010(Vol.11)】「ネットブックに第2の波がやってくる」――インテル上級副社長パリムッター氏
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台湾で開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2010」の基調講演に登場したIntel上級副社長兼インテルアーキテクチャグループ事業部長のダディ・パリムッター氏は、「ネットブックの第2の波がすぐにやってくる」と強調した。
氏は壇上左サイドに置かれていたコードネーム“Canoe Lake”プラットフォーム採用のネットブックを手にし「厚さはわずか14ミリで、前世代の約半分」とアピール。同プラットフォームを採用した製品は、2010年末までに登場予定だ。あわせて、DDR3をサポートしたデュアルコア版のAtom(Pine Trail- M)も登場することがアナウンスされた。ステージでは、Webサイトを開いていく快適度や、720pのYouTube動画を閲覧する際のスムーズな動きを従来のAtomと比較していた。
Atomプラットフォームの世界はネットブックだけにとどまらない。先日、Googleの開発者会議において、Atom採用のGoogle TVがアナウンスされたが、今回はカーナビやWiMAX伝送機能を備えたHDカム、ロボットなど様々なデバイスが紹介された。
後半の話題は来年登場予定の開発コード“Oak Trail”だ。特徴は以下の通り
・OSは、Windows、MeeGo、Googleをサポート
・1080pの動画再生サポート
・厚さ20ミリ以下のネットブックや15ミリ以下のタブレット
・Pine Trailの50%以下の消費電力
ここでエイサーのCEOであるジャンフランコ・ランチ氏が登場。MeeGo採用のネットブックやタブレットを来年に発表することになるだろうと話した。インテルでは、アプリケーションストア「AppUp Store」をスタートしており、別会場ではMeeGo採用のデモ機が多く展示されていた。エイサーのライバルであるASUSTeKは、同社のノートブックなどにAppUp Storeとの連携を組み込んだ仕掛けを行っていく。
なお、前半では32nmプロセスの次世代アーキテクチャ採用“Sandy Bridge”(コード名)も紹介された。GPUが統合された同プロセッサでは、3Dグラフィックスの性能が向上している。一方で、消費電力は従来の製品よりも減っているという。
《RBB TODAY》
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