三洋、約10秒で自車位置測位を行なう高速起動のPND「ゴリラ・ライト」
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同製品は、LEDバックライト付き5V型ワイド液晶ディスプレイと8GBのSSDを搭載したポータブルナビ(PND)。車への取り付け/取り外しが容易で、シガーソケットから給電によりカーナビとしての利用が可能。薄さ18.8mm、重量215gの薄型・軽量ボディで、連続駆動時間が約2時間30分のバッテリを内蔵しており、手軽に持ち歩ける。
大きな特徴は、ナビの起動から位置表示までの時間が短いこと。一般的なポータブルナビでは、ナビ起動時にGPS衛星から位置情報・時刻情報・軌道情報の3つの情報を取得していたため、現在地が長時間測位できない場合があった(2009年発売の従来品「NV-SB541DT」では約30秒から数分)。しかし、同製品では新たにクイックGPSを搭載。時刻情報のみを取得することで自車位置測位を約10秒に短縮した(環境や条件によって機能しない場合あり)。
また、機能(アプリケーション)を追加できる「Gアプリ」を新たに採用。同社ナビ「ゴリラ」のホームページに掲載されるGアプリ用アプリケーションを無料ダウンロードすることで便利な機能をナビに追加することができる。
利用方法は、GアプリのホームページからSD/SDHCメモリーカード(最大32GB)へGアプリをダウンロードし、同製品のカードスロットへGアプリを保存しているメモリーカードを挿入。するとGアプリの一覧がディスプレイに表示され、使用したいGアプリを選択すれば使用できる。
現在公開されているGアプリは「計算機」と「スライドパズル」で、6月下旬には「地点登録用KML変換アプリ」や「地下鉄路線図」が公開予定となっている。なお、地点登録用KML変換アプリを使うことで、Google Earthの地図サービスとの連携により、位置情報(KMLファイル)をナビの目的地できる「地点登録アプリ」を利用できる。
そのほかの特徴として、収録地図情報は電話番号検索が約4,000万件(個人宅:約3,000万件、職業別:約1,000万件)、住所地番検索が約3,500万件、ジャンル検索が約450万件、3Dリアル交差点が約5,530画像、方面看板表示が約29,600画像など。GPSが受信できない高架下やトンネルでも自車位置を高精度に測位表示する「ゴリラジャイロII」を搭載。歩行時に進行方向を遠くまで表示するのに便利な縦画面表示に対応する。
また、1Wのモノラルスピーカーを内蔵し、SD/SDHCメモリーカードに保存したMP3/WMAファイルの音楽をはじめ、MP4ファイルの動画やJPEGファイルの静止画の再生が可能(地図画面との同時表示は不可)。テレビを楽しめるワンセグチューナーを内蔵する(ワンセグのデータ放送の受信、ワンセグ放送の録画は不可)。
本体サイズは幅128×高さ85×奥行き18.8mm、重さは約215g。付属品は吸盤式車載取付キット/パーキングブレーキ接続ケーブル/カーシガーライター接続ケーブル/AV電源コードなど。
《加藤》
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