日立、クラウドで確実な本人認証を実現する「指静脈認証サービス」を提供開始
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「指静脈認証サービス」では、クラウド環境下で日立が生体認証サーバの運用・管理を実施、高いセキュリティと利便性を両立させた。企業のシステム管理者は、生体情報の運用管理が不要になるとともに、確実な本人認証を、迅速かつ低コストで実現できる。また、利用者は、パスワードやカードが不要となり、忘失や盗難などの心配なく、装置に指を置くだけで認証が可能となる。
日立の指静脈認証サービスでは、透過光撮影方式を採用。鮮明な静脈画像の取得が可能で、皮膚の表面(しわ、手相、肌荒れなど)が写りにくく、高コントラストな画像静脈パターン抽出を行うため、小容量の認証データで高精度、高速認証を実現したとのこと。指画像から静脈の存在する部分を人工知能手法で鮮明な構造パターンとして検出し、あらかじめ登録した静脈の構造パターンとマッチングさせて個人認識を行う。
また本サービスでは、「キャンセラブルバイオメトリクス技術」が実用化されている。この技術では、生体情報を暗号化したまま事前に登録してある生体情報と照合でき、暗号化された登録済み生体情報を更新する際にも復号化することがないため、クラウド環境下でも安全な生体認証サービスの運用・管理を実現しているという。なお、生体情報を暗号化したまま元に戻すことなく照合できるキャンセラブルバイオメトリクス技術は、今回、日立が世界で初めて実用化に成功したとのこと。
《冨岡晶》
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