NTTとパナソニック、NGN向け映像コミュニケーション製品の相互接続で連携
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
NGNに対応した映像コミュニケーション製品は、パナソニックをはじめとするメーカーが開発や販売を行っていますが、技術的な違いから各社の商品を相互で利用することが出来なかった。NTTでは既存の電話のように、メーカーの違いを気にせず、NGN上で簡単につながるハイビジョン映像コミュニケーションを実現するために、情報通信ネットワークにかかわる標準化と普及を行う機関であるTTC(情報通信技術委員会)にハイビジョン映像通信の接続方法の標準化を働きかけるとともに、各メーカーと連携した検証・開発を進めてきた。
今回、NTTはパナソニックと連携してハイビジョン映像通信の接続方法を統一させることによりNTTのHDTV映像コミュニケーションソフトウェア「RISCA264-HD NGN対応版」と、パナソニックのHD映像コミュニケーションシステム「KX-VC500」を相互に接続できるようにした。また、NGNの品質確保「QoS」機能を用いることでハイビジョン映像の安定した伝送を実現した。利便性の観点では、テレビ会議接続サービスの契約をすることなく、フレッツ 光ネクスト(NGN回線)とひかり電話の環境で、電話番号を使って簡単に接続できるようになる見込みだ。
今後はパナソニック以外にも、シスコシステムズなど国内外各社の商品との相互利用の実現を進めていくとのこと。また、各社と協力して、NGN上でのハイビジョン映像コミュニケーションに関する標準化を加速し、映像コミュニケーションの普及に取り組むとしている。
なお、本成果は、2010年6月9日から幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2010」にて展示され、NTTブースとパナソニックの品川オフィスを接続したデモが実施される予定。
《冨岡晶》
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