【Interop 2010(Vol.3)】1波で100Gbpsを実現するWWDM技術を年度内に製品化――日本アルカテル・ルーセント
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1994年以来、Interop Tokyoの会場内に設置されるのが恒例となったネットワークの相互接続デモ「ShowNet」のコーナーでは、今年もさまざまな実機が稼動している。今年は各社で100G超ネットワークのデモが行われているが、そのなかでも日本アルカテル・ルーセントのデモは興味深い。
一見すると、同社の光スイッチ1830 PSS-32が置いてあるだけのように見えるが、いちばん左側のモジュールは、まだ製品化されていないWWDM技術を採用しているという。
光ファイバでは1波当たりの伝送速度は40Gbps付近に物理限界があると言われているが、同社では光信号をコヒーレントに変調することで1波当たり100Gbpsの伝送を可能にした。88波を多重化できるため、1本の光ファイバで8.8Tbpsの伝送が可能になるという。現在、一般的に利用されている1波当たり10Gbpsに比べれば単純に10倍高速になるほか、普及の途にある40Gbpsに比べても2.5倍高速になる計算だ。
また、コヒーレントにすることで、光パルスの広がりが少なくなるため、伝送距離を伸ばすことが可能になると同時に、分散補正モジュールなどの機器が不要になるというメリットもある。
一見すると、同社の光スイッチ1830 PSS-32が置いてあるだけのように見えるが、いちばん左側のモジュールは、まだ製品化されていないWWDM技術を採用しているという。
光ファイバでは1波当たりの伝送速度は40Gbps付近に物理限界があると言われているが、同社では光信号をコヒーレントに変調することで1波当たり100Gbpsの伝送を可能にした。88波を多重化できるため、1本の光ファイバで8.8Tbpsの伝送が可能になるという。現在、一般的に利用されている1波当たり10Gbpsに比べれば単純に10倍高速になるほか、普及の途にある40Gbpsに比べても2.5倍高速になる計算だ。
また、コヒーレントにすることで、光パルスの広がりが少なくなるため、伝送距離を伸ばすことが可能になると同時に、分散補正モジュールなどの機器が不要になるというメリットもある。
《竹内充彦》
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