アドビ、「Adobe Photoshop Lightroom 3」を発表 ~ レンズ補正機能などを搭載
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「Photoshop Lightroom 3」は、デジタル写真向けのワークフローソリューション。デジタル写真のRAW形式データを中心に、画像の整理、加工・編集、公開を、単一のアプリケーションから行うことが可能となっている。パフォーマンスアーキテクチャを全面的に設計し直し、画像ライブラリをより効果的に取り扱うことができるようになった。写真の読み込みではプレビューやデフォルトの選択が追加された。
またRAW処理エンジンもノイズリダクションツールやシャープツールを備え、最高の画質を実現したという。カラーノイズの軽減オプションに輝度ノイズの削減が加わっており、高ISOの画像や露出不足の写真からでも、クリアな画像を生み出しつつ、ディテールを維持できる。リクエストの高かった自動レンズ補正機能では、好ましくない幾何学的歪み、色収差や、大半のレンズが画像にもたらすレンズのビグネット効果を補正するプロファイルを適用することで、どんなレンズでも大幅な向上を実現できるとしている。
またFlickrなど、オンラインの共有サイト上で写真のコレクションを簡単に公開できる機能も用意された。さらに64-bit対応のLightroom 3に採用される新機能では、ワークフローを最適化し、DSLR(デジタル一眼レフカメラ)の動画ファイル、一部カメラ機種による「テザー撮影」(Lightroomからのカメラ制御)をサポートした。
Lightroom 3は、2009年10月にパブリックベータ版が米国にて初公開されており、中核機能から再構築されたとのこと。アドビ システムズ社 デジタルイメージング部門プロダクトマネジメント担当バイスプレジデントのケビン・コナー氏は「Lightroom 3パブリックベータ版のこれまでのダウンロード件数は60万件を超えており、プロフェッショナルフォトグラファーと本格的なアマチュアフォトグラファーのコミュニティからは、貴重な意見が多数寄せられています。ユーザーとのオープンな対話により、当社はLightroomの機能をこれまで以上に向上させ、高品質な画像を制作するために必要な最高のツールを実現しています。多くの人々が製品版を切望しておられることを、嬉しく思っています。ユーザーは、自ら開発に加わったすべての新機能を活用し始めることができます」とのコメントを寄せている。
Lightroom 3日本語版(Windows版/ Mac OS版)の価格は、製品版33,600円(本体価格32,000円)、アップグレード版11,340円(本体価格10,800円)、学生・教職員個人版10,185円 (本体価格9,700円)。
《冨岡晶》
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