海外の携帯電話事情を調査――日本とアジア各国で顕著な違い
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調査結果によれば携帯電話の所有機種、利用実態など様々な点で、日本と他のアジアの国々との違いが見られたようだ。まず所有機種メーカーでは、日本以外の全ての国では「ノキア」が半数以上を占めていたのに対し、日本では「シャープ」が3割弱で最も多く、次いで「NEC」が15%で続いた。
購入重視点では、日本が「デザイン」「本体形状」「本体色」など外観に関する項目の割合が高かったことに対し、中国では「バッテリーの持ち時間」、インドでは「メーカー」、タイでは「本体価格」「カメラ機能(静止画)付き」、インドネシアでは「操作のしやすさ/わかりやすさ」などがそれぞれトップとなった。
また月額利用料金や、通話・メールの頻度では日本に比べアジア各国の値が大幅に高い結果となった。月額利用料金が最も高かった国は中国とインドネシアで、平均月収の9%となった。通話やメールの頻度でも、インドは「日に25回以上通話する」が40%を超え、インドネシアも「日に25回以上メールを送る」が30%を超えた。一方日本は、月額利用料金が平均月収の1%ほどで、「2,000~3,999円」が最も多かった。通話やメールの頻度も比較的少なく、通話の頻度では45.2%が「週に2~3回」と回答。メールの頻度では40.4%が「日に1~4回」と回答している。
各国の通信システムでは、日本とインドネシア、マレーシアにおいて第3世代の携帯電話の利用率が高いのに対し、タイでは第2世代と第3世代が同率、中国とインドでは第2世代の利用率が多いことが分かった。
所有機種のデザインでは、日本以外の国々では「ストレート」が半数以上を占め、色も「ブラック系」が半数以上となったのに対し、日本では「折りたたみ」が半数以上を占め、色は「ブラック系」が最も多いものの3割未満となり、「ピンク」や「レッド」「ブルー」などの色も比較的多く見られた。
同報告書は、他にも回答者の職業・世帯年収などの属性情報や、各端末メーカーへの関心度、回答者の所有端末の写真などの詳細情報を記載しており、同社のページにて無料で提供されている。
《RBB TODAY》
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