アドビ、「Flash Player 10.1」の提供を開始 ~ モバイルに特化した機能を新搭載&大幅向上
エンタープライズ
モバイルBIZ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
アドビ、モバイル版の「Adobe AIR」を発表 〜 Flash Player 10.1の公開準備も完了
-
NHKオンデマンド、Flash Video形式へ全面的に変更──モバイルデータ通信対応も

「Flash Player 10.1」は、モバイルに特化した入力モードをサポートするなど、新たな操作方法を実現。加速度センサーのサポートにより、横向きと縦向きでFlashコンテンツを閲覧できる。またスマートズーム機能により、フルスクリーンにコンテンツを拡大することも可能。 また新機能の「スマートレンダリング」により、画面上で閲覧可能になった場合にのみFlashコンテンツの再生を行うことで、CPUとバッテリーの消費量をこれまで以上に削減できる。スリープモードにより、端末がスクリーンセイバーモードに入るとFlash Playerは自動的にフレームレートを下げるといった処理が施されている。
Flash Player 10.1は、モバイルプラットフォームのパートナー各社に公開されており、Android、BlackBerry、webOSを採用した各種端末、またWindows Phone、LiMo、MeeGo、Symbian OSの将来のバージョンでもサポートが予定されている。
Androidマーケットなどでは、ベータリリース時からすでに無償アプリのなかでトップクラスの人気を誇っており、ユーザーがOSをAndroid 2.2「Froyo」へとアップグレード可能になると同時に、スマートフォンやタブレット向けの正式版として利用可能になる。「Froyo」とFlash Player 10.1をサポート予定の端末としては、Dell Streak、Google Nexus One、HTC Evo、HTC Desire、HTC Incredible、DROID by Motorola、Motorola Milestone、Samsung Galaxy Sなどがある。
IDCのアプリケーション開発プログラム担当ディレクターであるアル ヒルワ(Al Hilwa)氏は、「表記上はドットリリース(マイナーバージョンアップ)であるものの、Flash Player 10.1には大規模なアップデートが施されており、最新のパフォーマンス機能とモバイル特化機能が多数搭載されています。これらによりユーザーは、より多くのWebコンテンツを閲覧できます。開発者は、Flash Platformに関する自らのスキルをより広範なデバイスに活用できるようになります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/