国内PC出荷実績、9ヵ月連続で前年同月を上回る――法人向けが好調
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
5月の出荷台数合計は63万2千台で前年同月比115%、出荷金額合計は577億円で前年同月比101.6%を記録した。内訳を見ていくと、デスクトップPCは「オールインワン(液晶一体型)」が8万9千台で前年同月比102.2%とわずかな伸び。一方で「単体・その他(セパレート型など)」は9万3千台で前年同月比は137%と堅調な伸びとなっている。
用途別で好調なのは法人向けで、需要が冷え込んでいた前年ばかりか、前々年の実績をも上回ったという。そのほか、堅調ぶりを示したのはノートPCの「A4型・その他」カテゴリーの36万3千台(前年同月比124.4%)。「モバイルノート」カテゴリーが8万7千台で前年同月比84.6%に落ち込んだのとは対照的な傾向を見せ、出荷実績においてはネットブックやCULVノートなどから、スタンダードノートへの揺り戻しが見られるようだ。
また、2011年7月の地デジ移行を受け、依然として地デジチューナー内蔵PCはデスクトップ/ノートともに堅調。とくにノート型は2万台と出荷台数こそ少ないものの、前年同月比では360.7%と飛躍的な伸びを示している。
《小口》
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