日立、スカラ型HPC「SR16000シリーズ」にPOWER7プロセッサ搭載モデルを追加
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
マイクロソフトとノベル、HPCの相互運用で協業 ~ SUSE Linux Enterprise ServerとWindows HPC Serverを使用
-
インテル、HPC向けに新しい“MIC”アーキテクチャCPUの投入を発表 ~ 22nm技術を採用

「XM1」は、スカラ型の科学技術計算分野向けHPC(スーパーテクニカルサーバ)。POWER7プロセッサーの搭載により、消費電力あたりの性能を従来モデル「SR16000モデルL1」に比べ約4.6倍となる433MFLOPS/ワットに向上させたのが特徴。OSにはAIXを採用した。1ノードにPOWER7プロセッサーを4個、メモリを最大256GB搭載でき、最大512ノードの接続が可能となっている。消費電力あたりの性能向上に加え、512ノード構成時の理論ピーク性能も従来モデルと比べ約2倍となる432TFLOPSに向上し、世界最高クラスの性能を実現した。
自動的に演算の並列処理を行う「自動並列化コンパイラ」や「クラスタ管理技術」といった日立独自の技術や運用管理ノウハウを組み合わせることで、ユーザーはスーパーコンピュータシステムの性能を最大限に引き出すことが可能。さらにベクトル機ユーザーに対しても、システム導入、構築を可能とするきめ細かいシステム構成・性能チューニングを提供し、ベクトル機からの容易なプログラム移行を実現したとのこと。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/