NTT、約2,860億円で英Dimension Data社を買収・子会社化へ
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日本電信電話(NTT)は15日、南アフリカ共和国に本拠を置く英国株式会社Dimension Data社の発行済および発行予定全普通株式の買収を開始した。
この買収は、Dimension Data社の全株主に対する友好的な株式の買付けの申込みとして行う予定であり、Dimension Data社取締役会は全会一致で本件買収に賛同している。なお、両社は、英国および南アフリカ共和国においても、買収の手続き開始に関する合意の公表を同日に行っている。
NTTは、Dimension Dataの子会社化によって法人ユーザー向けのグローバル事業を大きく拡大するのが狙い。Dimension Dataは、法人顧客拠点内におけるネットワーク機器やサーバ等IT設備の構築・運用・保守を提供サービスの中核としており、NTTのサービス・ソリューションと実質的に重なっておらず、クロスセルが期待できるという。またNTTグループがアジアを中心に欧米をカバーしているのに対し、Dimension Dataはアジア、欧米、アフリカ、中東、オーストラリアをカバーしており、エリアカバレッジも補完的だとのこと。
NTTとDimension Dataは、理想的な補完関係にあるというポジションを活用し、クラウド時代に対応するトータルICTサービスを開発、提供することにより、他社が追随できないマーケットリーダーとしてのポジションを構築していく考え。買収総額は、最大約21.2億ポンド(約2,860億円)となる予定(英国ポンド・日本円のため替レートは、便宜上1ポンド=135円で換算)。本件買収の手続きは、2010年10月頃に完了する予定。買収資金は、NTTの手元資金および三菱東京UFJ銀行からの借入枠を組み合わせることにより調達する予定。
この買収は、Dimension Data社の全株主に対する友好的な株式の買付けの申込みとして行う予定であり、Dimension Data社取締役会は全会一致で本件買収に賛同している。なお、両社は、英国および南アフリカ共和国においても、買収の手続き開始に関する合意の公表を同日に行っている。
NTTは、Dimension Dataの子会社化によって法人ユーザー向けのグローバル事業を大きく拡大するのが狙い。Dimension Dataは、法人顧客拠点内におけるネットワーク機器やサーバ等IT設備の構築・運用・保守を提供サービスの中核としており、NTTのサービス・ソリューションと実質的に重なっておらず、クロスセルが期待できるという。またNTTグループがアジアを中心に欧米をカバーしているのに対し、Dimension Dataはアジア、欧米、アフリカ、中東、オーストラリアをカバーしており、エリアカバレッジも補完的だとのこと。
NTTとDimension Dataは、理想的な補完関係にあるというポジションを活用し、クラウド時代に対応するトータルICTサービスを開発、提供することにより、他社が追随できないマーケットリーダーとしてのポジションを構築していく考え。買収総額は、最大約21.2億ポンド(約2,860億円)となる予定(英国ポンド・日本円のため替レートは、便宜上1ポンド=135円で換算)。本件買収の手続きは、2010年10月頃に完了する予定。買収資金は、NTTの手元資金および三菱東京UFJ銀行からの借入枠を組み合わせることにより調達する予定。
《冨岡晶》