電子書籍とTwitterが融合、アイドックが新ソリューションを開発 ~ 角川のラノベのプロモに採用
エンタープライズ
ソフトウェア・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
村上龍の最新長編小説「歌うクジラ」がiPad用電子書籍で登場――坂本龍一の音楽も挿入
-
シャープ、電子書籍事業に参入 ~ 次世代XMDFを核にした配信サービスとタブレット端末を提供

同社の「bookend」は、Windows、Mac、iPadなどマルチプラットフォーム、マルチデバイスをサポートする配信ソリューション。PCなどの端末にコンテンツをダウンロードすることなく、ブラウザー内でオンライン閲覧することも可能で、コンテンツはbookendのDRMにより守られているので、書庫からコンテンツを抜き出して人に渡したり、コンテンツの内容をコピーしたりすることは不可能となっている。
新ソリューションでは、「bookend」を使って書籍の全文を公開するだけでなく、各ページに連携したTwitterのタイムラインを横に表示し、読者がそのページの内容について自由につぶやける。角川グループパブリッシングでは、この仕組みを利用し、「学園小説大賞」(優秀賞)作品の『“菜々子さん”の戯曲(シナリオ)Nの悲劇と縛られた僕』の全文無料公開を行う。ライトノベルでは初めての試みとのこと。書籍は8月1日に角川スニーカー文庫から発売される予定。
アイドックでは「単に電子書籍としてWebで公開するだけでなく各ページに連携したTwitterのタイムラインを表示することによって、この作品を始めて読む読者がそれぞれのコメント(つぶやき)を投稿でき、話題作がより話題を生むといったことを期待する」としている。同社は今後、このbookendとTwitterを連携させた電子書籍サービスを、広く出版社の書籍プロモーションツールとして提供していきたいとしている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/