パナソニック、3D映像を撮影可能なデジタルビデオカメラ――専用レンズを使用
IT・デジタル
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開！
-
パナソニック、今後発売の42型以上に3Dを標準搭載――3D VIERA製品発表会
-
パナソニック、BDドライブ/HDD内蔵の「オールインワン3Dテレビ」を発表
/
HDC-TM750/HDC-TM650は、別売の3DコンバージョンレンズのVW－CLT1を装着することで、3D映像の撮影を可能としたハイビジョンデジタルビデオカメラ。3D映像を記録できるのは、7月28日現在、AVCHD民生用デジタルビデオカメラとして世界初という。
VW－CLT1は左右に2つのレンズを搭載し、それぞれのレンズで撮影した映像を1つの映像として記録。3D対応のテレビで3Dメガネを装着した状態で鑑賞すると、撮影した映像を立体で観ることができる。
3D方式はサイドバイサイド方式を採用。AVCHDのフォーマットで3Dの映像データを記録するため、レコーダーや付属ソフトの「HD Writer AE 2.6T」を使い、Blu-rayディスクやDVDディスクに映像をダビングすることができる。
また、HDC-TM750/HDC-TM650は、赤・緑・青の光の3原色をそれぞれ取り込む高解像度の新3MOSセンサーを搭載し、被写体の色彩をきめ細かく忠実に撮影できるという。さらに、センサーには305万画素の1/4.1型MOSセンサーを3枚搭載し、動画有効画素数を759万画素（253万×3）に向上。従来の1080/60i記録に比べて映像の情報量が2倍となる、1080/60pでの記録を可能とした。これにより、スポーツの撮影時など早い動きの被写体でもちらつきを減らし、くっきりと撮影できるという。
画質面では、画像処理エンジンであるHDクリスタルエンジン・プロに新たに新低照度NRを搭載。低照度撮影時に目立つ大粒のノイズを抑え、3月発売の従来品「HDC-TM700」との比較で約40％と大幅にノイズを低減。暗い室内や夜景撮影時でも、ノイズの少ない高画質映像の撮影を可能にした。
手ブレ補正機能も強化しており、ジャイロセンサーを用い、従来の縦横の2軸だけでなく、左右の2軸も加えた4軸方向の手ブレを検出。このブレに対し、光学式と電子式を併せたハイブリッド手ブレ補正（2D撮影時のみ）を行ない、歩き撮りやズーム時の手ブレも補正可能。さらに、さらに手ブレを強力に抑えることのできる光学式の手振れロック機能を搭載。液晶画面の手振れロックのボタンを押すことで手ブレの補正範囲を広げた。
そのほかの特長として、風音キャンセラーで風の音だけを抑えることが可能。超解像技術でiAズーム18倍（光学12倍）まで対応。特定の人物の顔を覚えて美しく撮る「個人認識」機能を搭載し、1秒での瞬速起動や0.6秒でのクイックスタートを可能とした。
おもな仕様としてHDC-TM750は、タッチパネル液晶ディスプレイのサイズが3V型ワイド、マイクは5.1chサラウンドに対応し、ズームマイク/ガンマイク機能を搭載。96GBのフラッシュメモリを内蔵する。本体カラーはメタリックグレー。本体サイズは幅66×高さ69×奥行138mm、重さは約440g（付属のバッテリ含む）。
HDC-TM650は、タッチパネル液晶ディスプレイのサイズが2.7V型ワイド、マイクはステレオで、ズームマイク機能を搭載。64GBのフラッシュメモリを内蔵する。本体カラーはシルバー。本体サイズは幅62×高さ66×奥行126mm、重さは約388g（付属のバッテリ含む）。
両製品の共通仕様として、レンズは自動絞り12倍電動ズームで、焦点距離はF1.5～2.8。35mm判換算で、動画が35～420mm（16：9）、静止画が35.7～428mm（3：2）/35～420mm（16：9）/38.8～466mm（4：3）。インターフェースはHDMI/D3/USB2.0など。外部の記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応する。付属品はワイヤレスリモコン/AVマルチケーブル/USB接続ケーブル/タッチペン/レンズフィルターなど。
VW-CLT1-Hは、本体サイズが幅78mm×高さ59mm×奥行97mm、重さが約195g。
《加藤》
特集
この記事の写真
/
