DXアンテナ、ブースターの内蔵で受信感度を高めた地デジ用平面アンテナ
IT・デジタル
その他
注目記事

同製品は、UHFオールチャンネル(ch.13~62)用で、水平偏波/垂直偏波共用の地上デジタル放送用平面アンテナ。幅303×高さ526mmで奥行きが128mmのフラットスリムボディとなっており、壁面やベランダ、マスト、ポールなどにすっきりと取り付けが可能。出力端子は雨水が入りにくい構造で、背面45度配置/15度傾斜でケーブルの引き回しが容易。さらに、ディスプレイー出力端子が付いており、受信レベルの確認も簡単に行なえる。
また、本体背面に「持ち手」が付いているため、取付け時も片手で容易に取り扱うことが可能。水平偏波のみの対応となるが、専用スタンドを使って室内に設置することもできる。
アンテナ部は新方式のサイドフィン型スロットアンテナを採用し、コンパクトなボディながら20素子アンテナ相当に感度を高めた。また、低雑音ブースターを内蔵することでアンテナ出力レベルを向上。これにより、分配損失等の伝送損失を補うとともに、受信CNの劣化を抑え、受信可能エリアを拡大した。
なお、電源はDC15Vのケーブル重畳方式となっており特殊な工事が不要。電気容量に余裕のある専用電源を採用し、別途、BS・110度CSアンテナを設置する際にその電源供給にも対応する。
平面アンテナ本体のおもな仕様として、受信周波数は470~770MHz(ch.13~62)、インピーダンスは75Ω、標準利得はアンテナ部が7.5~9.5dB、総合が21~29dB、最大出力は90dBμ、ブースター部の雑音指数は1.2dB、VSWRは2.5以下、前後比は16dB、半値幅は80度以下、耐風速は45m/s(破壊風速)、適合マスト径は22~49mm、角柱は30×30~45×45mm、ステンレスバンド使用時は50mm以上、方位角調整範囲は±60度(水平偏波・壁面取付時)。重さはアンテナ部が2.1kg、取り付け金具が1.1kg。
電源部については、受信周波数は10~2,160MHz、挿入損失は0.1~1.5dB(10~1,000MHz)、0.2~2.4dB(1,000~2,610MHz)。本体サイズは幅120×高さ37×奥行き100mm、重さは0.25kg。
《加藤》
特集
この記事の写真
/