最も危険な有名人は「C・ディアス」に、マカフィーが“ネット検索で危険な有名人最新版”を発表
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この調査は今年で4年目。アスリート、ミュージシャン、政治家、コメディアン、ハリウッドスターなどを対象に、Web検索においてもっとも危険な有名人を公表するものだ。この調査によると、ごく最近、映画『ナイト&デイ』、『シュレック フォーエバー』がヒットしたキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)が1位(9.67%)となった。「Cameron Diaz and screensavers」で検索した場合、19%のサイトに悪意のあるダウンロードが含まれていたという。2位(8.89%)はジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)で、あいかわらず高い人気が伺える。以下、3位(8.67%)がジェシカ・ビール(Jessica Biel)、4位(8.33%)がジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)、5位(8.11%)がブラッド・ピット(Brad Pitt)となっている。
そのほかでは、人気コスメテック・ブランド“ヴィクトリアズ・シークレット”の「エンジェル」と呼ばれる、トップモデル3人が上位に入った。セクシーなジゼル・ブンチェン(4位)、アドリアナ・リマ(6位)、ハイディ・クルム(7位)の素材をダウンロードしようと検索すると、リスクの高いサイトが表示される。
このように映画スターとモデルの危険率が高い一方で、バラク・オバマ(49位)やサラ・ペイリン(50位)などの政治家の危険率は、低いことが判明した。また、レディ・ガガ(37位)やジャスティン・ビーバー(46位)などのポップシンガー、ザック・エフロン(40位)やマイリー・サイラス(44位)などの若手ハリウッドスターの検索も比較的安全だった。
McAfee Labsのリサーチ&コミュニケーション担当ディレクター、デイヴィッド・マーカス氏は「今年の有名人に関する検索リスクは、昨年までよりも低くなっていますが、インターネット検索の危険は現在も続いています。個人ユーザーがより活発に検索するようになるにつれ、サイバー犯罪者のテクニックはさらに悪質化しています。最近の傾向には、短縮URLのような“きわめて小さな”場所に悪意のあるコンテンツを隠す手法があります。この短縮URLは、webサイトやダウンロードではなく、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)やTwitterなどを使用することで、きわめて簡単に広がる可能性があります。PCであろうとスマートフォンであろうと、ネットサーフィンは安全に行うべきです。サイバー犯罪者は、常に最新トレンドを利用してユーザーに罠を仕掛けています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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