マイクロソフトとポリコム、ユニファイドコミュニケーションで戦略的提携
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統合化されたエンドtoエンドのユニファイド コミュニケーション(UC)を提供するためのもので、ポリコムではエンタープライズ(大手企業)、SMB(中小・中堅企業)、政府機関などの市場向けに、国際標準に準拠したソフトウェアやハードウェアと、サービスを含むUCソリューションを開発、販売する計画とのこと。
ポリコムは、日本でのビデオ会議システム市場でトップベンダーとして位置付けられており、「テレビ会議/Web会議の最新市場動向2010」(シード・プランニング社)によると、2009年の日本国内のビデオ会議(テレビ会議)システム(端末)の売上において、43.2%の市場シェアを獲得している。ポリコムは従来より、マイクロソフトのUCソリューション用に音声、ビデオ、アプリケーションなどの多彩な連携ソリューションを提供していたが、この契約合意により、マイクロソフトのUC事業における戦略的アライアンスの一員となる。この長期的な戦略的合意の一環として、両社がそれぞれに製品開発、営業、マーケティングに投資する。
マイクロソフトのユニファイド コミュニケーション担当コーポレート バイスプレジデントであるGurdeep Singh Pall氏は「マイクロソフトとポリコムは、企業コミュニケーションを変革するための、選択肢と革新性を備えたビデオ会議や顧客デバイスによる相互運用性のあるUCソリューションの提供に向けたロードマップの策定に取り組んでいます。ビデオ、音声、インスタント メッセージ、会議ソリューションを統合することで、マイクロソフトとポリコムは、いつでも、どこでも、コミュニケーションが可能になるソリューションを提供します」とのコメントを寄せている。
今回のロードマップにより、ポリコムはMicrosoft Communications Server“14”およびそれ以降のバージョン向けに、HD VideoおよびHD Voiceテクノロジを搭載した次世代型Polycom CXシリーズIP電話機、Microsoft Communications Server“14”に直接統合できる新しい革新的な会議室用ビデオ会議システム、ポリコムの既存および将来のビデオ会議ソリューションと相互運用が可能な追加ソリューションなどを開発する予定。なおポリコムは24日に、マイクロソフトのMicrosoft Communications Server "14"向けデスクトップ用IP電話機「Polycom CX500」および「Polycom CX600」と、Microsoft Communications Server "14"向けIP音声会議システム「Polycom CX3000」を発表した。
《冨岡晶》
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