アドネットワーク市場、2013年以降は1,000億円規模に……シードP調べ
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
アドネットワークとは、インターネット広告市場における、広告媒体の流通形態のひとつ。第三者のアドサーバーから媒体横断的に広告配信をする仕組みを利用し、複数媒体の広告をとりまとめて、単一化した広告商品として広告主に販売されている。ターゲティング広告の普及に伴い、媒体社の主要な広告販売チャネルとして、注目が高まりつつある。本調査では、媒体横断的に広告配信をおこなう広告商品を提供するPCアドネットワーク事業者の売上を推計し、市場規模を算出したもの。
この調査によると、2008年秋以降の経済環境の悪化に伴う企業の広告費削減の影響により、2009年のインターネット広告市場は堅調を維持しつつも低成長にとどまった。一方このような状況下で、アドネットワーク広告に関しては、需要サイドでは広告主の費用対効果志向の高まりや、効率的なターゲットへのユーザーリーチに対する需要の拡大を背景に、出稿が順調に拡大。対前年プラス20.6%、市場規模は544億円規模に成長した。
カテゴリ別の内訳でみると、2009年のPCディスプレイアドネットワーク市場(バナー広告やリッチメディア広告)は対前年プラス9.3%、PCテキストアドネットワーク市場(コンテンツ連動型広告)は、対前年プラス37.2%と、いずれのカテゴリ市場とも高水準の成長を達成した。
2010年以降は、経済環境の改善に伴う広告費の再拡大を背景に、PCディスプレイアドネットワーク広告への需要は、2009年よりも高い水準で拡大すると予測。全体として2010年のPCアドネットワーク市場は、対前年プラス28.5%の成長となることが推測される。2013年以降は1,000億円規模に達する見込みとのこと。
《冨岡晶》
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