“認知は3割”でも“登録は3%”、まだまだこれからの「グルーポン」……ネットマイル調べ
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
「グルーポン」(フラッシュマーケティング)とは、タイムセールと共同購入を組み合わせて割引販売を行う集客方法。オーダー数が一定数に到達すれば、割引(クーポン)が有効となる方式で、現在注目を集めている。今回のアンケートによると、回答者20,000名における「割引クーポン共同購入サイト」(グルーポン系サービス)の認知度は約3割と比較的高い数値だったが、実際のサイト登録者はわずかに3.6%であることが判明した。
「あなたは割引クーポンの共同購入に参加したいと思いますか?」という質問に、「是非参加してみたい」「欲しいクーポンがあれば参加したい」のいずれかに回答したのは10,418名。「どのようなジャンルの割引クーポンの共同購入に参加してみたいですか?」という質問では1位が「グルメ」59.8%、2位が「旅行・ホテル宿泊」50.9%、3位が「物品・製品」32.8%、4位が「レジャー施設利用」28.7%、5位が「芸術鑑賞・スポーツ観戦」25.1%という結果となった。
一方で「参加したいとは思わない」と回答した9,265名に対し、「あなたが、割引クーポンの共同購入に参加したいと思わない最たる理由は何ですか?」という質問をおこなったところ、「利用する必要性を感じない」の回答率が54.6%と圧倒的に高く、次いで「参加手続きが面倒そう」が10.6%、「『ぐるなび』や『ホットペッパー』で十分」が10.1%と続いた。
具体的な参加サイトについて尋ねたところ、全体では、1位が「PIKU(ピク)」57.7%、2位が「QPOD(クーポッド)」42.0%、3位が「QPON(キューポン)」20.0%という結果であった。年代で比較してみると、「PIKU(ピク)」は「20代以下」を除き全ての年代において回答率が最も高く、とりわけ「40代」では8割近くに達し他に比べ圧倒的に高かった。また「QPOD(クーポッド)」は「20代以下」の回答率が他に比べ高く半数を大きく超える結果であった。
実際に利用したことがある305名に、“割引クーポン共同購入”の参加経験ジャンルを聞いたところ、1位は「グルメ」で7割以上、クーポン情報の広め方1位は「twitterでつぶやく」で3割以上という結果になった。男女で比較してみると、女性よりも男性の方が“割引クーポンの共同購入”に頻度高く参加しており、同時に“クーポン提示数の増加”を望んでいることも判明した。また不満の原因上位3位は“ジャンルの偏り”“発行地域の偏り”“割引率の妥当性が不明瞭”となった。
《冨岡晶》
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