iPad所有率15.1%と好調、人気の機能は?
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これによるとiPadの所有率は15.1%。デジタル機器に関心の高いユーザーを対象にしたアンケート調査とはいえ、iPadの人気ぶりがうかがえる数字だと言える。所有者を年代別に見ると、20代が16%、30代が17.1%、40代が15.7%で30代の所有率が高く、50代は13.8%、60歳以上は10%、20歳未満の未成年は8.6%という結果であった。
iPad所有者の特性として興味深いのは、iPhone/iPod touchを持ちながらiPadを購入した人が6割いるということ。加えて目を見張るのは、6月24日から発売された最新のiPhone 4を持つ人が18.1%もいた点。iPadが発売された5月28日以降、同アンケートを実施する8月までの約3ヵ月で、iPadとiPhone 4を立て続けに購入したわけだ。
ただし一方で、iPad所有者のうちiPhone/iPod touchを持っていない人の割合が39.4%と約4割にのぼったことにも注目したい。すでにアップル製のタッチパネル採用のタブレット機器を持ち、その使い勝手を把握したうえでiPadへと買い進むのはもちろんだが、そうではない人も購入したところにiPadの魅力があると考えられる。つまり、アップルにとっては、iPhone/iPod touchからユーザー層をさらに4割広げることができたと言えるだろう。
同アンケートで「iPad購入の決め手」を尋ねると、トップ3に挙がったのは「機能などが面白そうだから」(59.6%)、「インターフェースが使いやすそうだから」(53%)、「アプリケーションが豊富だから」(45.8)という回答。また、「iPad機能別満足度」では「デザイン」「液晶」「バッテリ」という点が高評価だった。
さらに、iPadの「購入前の利用目的」と「購入後の実際の利用用途」を尋ねると(購入前%/購入後%)、トップ5は「ウェブサイトの閲覧」が82.5%/86.2%、「電子書籍の利用」が56.5%/52.5%、「メール」が45%/49.6%、「動画鑑賞」が43%/49.8%、「地図」が37.7%/46%。インターネットの利用が大きな目的で、製品発表当初から話題となっていた「電子書籍」の利用も大きい。
また、購入前後の比較で購入後の利用用途が高まったケースも多く、トップ5入りした「動画鑑賞」や「地図」のほか、特に割合の前後差が大きかったのは「ゲーム」で32.8%/45.1%。これは液晶への満足度が高いうえに、iPod touchのゲームアプリがiPadでも利用できることから人気を得ているようだ。
《加藤》
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