不況下でも伸びるTV会議、ASP型Web会議は10年間で約27倍の市場に…矢野経研調べ
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
この調査では(1)ルーム型TV会議システム(2)SI型Web会議システム(3)ASP型Web会議システムの3種類を調査。それによると2010年の国内TV会議システム市場は、不況下でも問い合わせ件数が増えているという。要因としては新規需要の他、追加需要や更新需要が増えていることがあるとのこと。これはリーマンショックにともなうコスト削減、パンデミック対策での海外出張削減などの理由が背景にある。今後も出荷金額は前年比110%弱で堅実に成長を続けていき、2014年には192億円に到達すると予測された。
一方、Web会議システムはSI型とASP型の2つに分類される。SI型では、サーバライセンスと、サーバ機器やサーバ機器へのソフトウェアインストールなどを含め、Web会議システムを自社内で運用するためのライセンスパッケージを提供する。ASP型は、ユーザー企業にシステムを導入することなく、インターネット経由でWeb会議システムを利用するタイプとなっている。またWeb会議システム国内市場は2014年に向けて急成長を続けており、2005年の25.3億円が、2014年で123.9億円となり約5倍に成長する模様。特にASP型の市場規模は2005年の2.8億円から2014年には76.4億円となり、10年間で約27倍の市場規模に到達すると予測された。
《冨岡晶》
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