バッファロー、他のWi-Fiサービスにも対応できる無線LANルータのフリースポット導入キット
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同製品は、無料の公衆無線LANサービスのフリースポットを導入できる店舗等向け無線LANルータ。ブロードバンド回線に接続すれば、顧客等が店舗・施設内で無線LANを利用できるようにする。フリースポットのエリアであることをPRできるエリアサインシールを付属する。
2009年3月に発売された「FS-G300N」の後継機で、新たにマルチSSID機能を搭載。従来のフリースポット用の接続などに加え、他の通信事業者のWi-Fiサービスの接続にも対応。通信事業者のWi-Fiサービスユーザーは新たにフリースポットの登録を行なう必要がなく、無線LANアクセスの対応サービスを拡大できる。
対応する通信事業者のWi-Fiサービスは、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「Wi-Fiスクエア」で、そのほか、アップデートにより多数のWi-Fiサービスの提供を予定している。
通信機能として、垂直方向180度/水平方向360度に向きを変えられる2本のアンテナ（送信2×受信2）を搭載することで電波出力を強化。11n準拠のノーマル対応と比べ、無線スループットが約2倍に向上し、広いスペースの店舗・施設でも隅々まで電波が届き、利用客に安定したフリースポットを提供できるという。
フロアを増設するなど店舗・施設スペースを拡張した際、それに合わせてフリースポットサービスエリアも拡大できる「拡張アシスト機能」を搭載。同製品も追加購入し、無線LANルータ同士を有線LANで接続して「ブリッジモード」に設定すれば、フリースポットサービスエリアを広げられる。
そのほかの特長として、簡単な利用者登録を行なえば手軽にフリースポットサービスを利用できる「メール認証機能」を搭載。利用客は初回アクセス時に表示される画面に、携帯メールまたはプロバイダーのメールを入力して送信。その後、携帯メールまたはプロバイダーメールでパスワードを受信し、同パスワードを入力すれば利用者登録が完了。2回目からは、パスワードなしで利用できる。
ゲーム機からの暗号なしの接続や、PCからのAES暗号化された接続などに対応。ニンテンドーDSの場合は認証不要でそのままアクセス可能。フリースポットにアクセスしている無線クライアント同士のプライバシーを守る「プライバシーセパレーター機能」や、フィッシング詐欺/ウイルス配布/麻薬など事件性のある有害サイトへのアクセスを制限する機能などを備えている。
一方、フリースポットサービスの導入者側にとっては、業務用ネットワークと、利用客のフリースポット接続を無線LAN/有線LANともに分離する「フリースポットプライバシーセパレーター機能」を装備。また、曜日/時間の設定でフリースポットを自動的にON/OFFする「アクセスタイムコントロール機能」を搭載。営業時間内のみの利用に制限し、営業時間外の不正利用などのトラブルを防止する。
おもな仕様として、対応OSはWindows 7（64ビット版/32ビット版）/Vista（64ビット版/32ビット版）/XP（MCE含む）/2000、Mac OS X 10.4/5。データ転送速度（規格値）は、11nが最大300Mbps、11gが最大54Mbps、11bが最大11Mbps。セキュリティはWPA2-PSK（AES/TKIP）、WPA-PSK（AES/TKIP）、 WPA2/WPA mixed PSK、WEP（128/64ビット）、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限（最大登録許可台数64台）。本体サイズは幅124×高さ142×奥行き25mm（アンテナ/スタンド/突起部除く）、重さは約230g（スタンド含まず）。付属品は縦置き・横置き用スタンド（ゴム足付き/壁掛け機能あり）/壁取り付け用ねじ×2/LANケーブル（ストレート/2m）×2/ACアダプタ/フリースポットステッカー（大×2/小×4）など。
なお、すでにフリースポット導入キットでフリースポットサービスを提供しているユーザーを対象に、5,000台限定で、FS-HP-G300Nを無償提供する「FS-HP-G300N 5,000台 無償配布キャンペーン」を実施します。応募期間は9月15日から11月14日までで、応募台数が5,000台に達した時点で終了。詳細は同キャンペーンサイトページを参照。
また、従来品のFS-G300Nは価格改定を実施。旧価格31,290円から新価格15,540円へ値下げした。ただし、在庫限りとなる。
《加藤》
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