レーザー光による走査線の映像を直接網膜に投影する網膜走査を採用する。網膜に投影された映像は視覚として認識され、あたかも映像が目の前に存在しているかのように感じられる。レーザーは超低出力なので人体への影響はないという(液晶画面を見るのと同じくらいの影響という臨床データ)。メガネについている透明なアクリル板に映像が表示されるわけではないので、ユーザーはそこに視点をあわせなくても映像を認識できるという特徴がある。
同社では、まず産業用途で使うことを想定している。現場でマニュアルなどを見ながらの作業が可能で、移動のロスが少なくて済むなどの利点がある。またオプションでカメラがつくため、現場の映像を本部に送り、指示を受けながら作業を行うという用途も考えられている。