ソニー、録音・再生のノイズを大幅に低減したICレコーダー4機種
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ラインアップと予想実売価格として、可動式の2-wayステレオマイクを採用した「SXシリーズ」は、上位の「ICD-SX813」が23,000円前後、下位の「ICD-SX713」が20,000円前後。PCとのダイレクト接続が可能なUSB端子を搭載した「UXシリーズ」は、上位の「ICD-UX513F」が13,000円前後、下位の「ICD-UX512」が10,000円前後。
両シリーズは、2009年10月に発売したモデルから機能を向上。4製品とも、モデルごとにチューニングを行ない、高感度化・低ノイズ化を図った内蔵マイク・システムのSマイク・システムを搭載。広い会場での講演会や聞きとりづらい会議など、遠くの音や小さな音でも、聞きやすい自然な音で録音が行なえるという。
また、音声再生時のノイズを大幅に低減する強力ノイズカット機能を装備。プロジェクターやエアコンなどのノイズをはじめ、レコーダーに触れたときのタッチノイズや机からの振動音なども低減し、人の声を聞き取りやすい自然な音声で再生できるようにした。
加えて、内蔵フラッシュメモリのほか外部記録メディアとしてメモリースティックマイクロ(M2)やmicroSD/microSDHCに対応。録音/再生容量の拡張性を高めた。
さらに、ICレコーダーで録音した音声ファイルを取り込み、管理/再生/編集(分割・結合)/CD作成/書き起こし/対応機器への転送が行なえるソフトウェア「Sound Organizer」を付属する。
■各シリーズの特長
SXシリーズは、「Dual AD コンバーター」を内蔵することでダイナミックレンジが広がり、小さな音から大きな音までひずみの少ない最適な音で録音できるSマイク・システムとした。
可動式の単一指向性ステレオマイクを採用。特定の話し手の音声を明瞭に録音できる「インタビューポジション」と、ステレオ感を強調可能で、話し手の位置がわかりやすい「ミーティングポジション」の2wayで集音範囲を選択できるようにしている。
上位のICD-SX813は、同社製の高級ステレオアンプなどにも採用されている独自の高音質技術「S-Master」を搭載。録音した楽器演奏などをクリアで高音質に再現する。また、電車・バス/航空機/室内の3つのモードから選択し、周りの音を気にせずに音楽などを聞くことができる「デジタルノイズキャンセリング」機能を備えた。
UXシリーズは、本体にUSB端子を搭載し、ケーブルを使わずPCとダイレクトに接続し、録音データの保存・管理、本体の充電(同梱の充電式ニッケル水素電池使用時)が可能なモデル。全指向性マイクによるSマイク・システムを採用。本体の設置位置を問わずに自然なステレオ感を再現し、遠くの音や小さな音をより聞きやすい自然な音で録音できるという。
おもな仕様として、SXシリーズは、内蔵フラッシュメモリの容量が4GB、録音形式がリニアPCM/MP3、リニアPCM/MP3/WMA/AAC/LPEC。メモリの残量がなくなった場合に、自動的に別のメモリに切り替えて録音を続けることができる「クロスメモリー録音」を搭載。内蔵スピーカーの実用最大出力は150mW。バッテリは付属の単4型充電池×2。
本体カラーは、ICD-SX813がブラック、ICD-SX713がシルバー/ボルドーレッドの2色を用意。本体サイズは幅32.4×高さ137.8×奥行き16mm、重さは約92g(バッテリ含む)。付属品はUSB接続ケーブル/バッテリ/スタンド/キャリングポーチなど。さらにICD-SX813はノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホン、ICD-SX713はステレオヘッドホン。
UXシリーズは、ICD-UX513Fの内蔵フラッシュメモリの容量が4GB、ICD-UX512が同2GB。録音形式がリニアPCM/MP3、リニアPCM/MP3/WMA/AAC。ICD-UX513Fは「FMラジオ録音」を搭載。内蔵スピーカーの実用最大出力は90mW。バッテリは付属の単4型充電池×1。
本体カラーは、ICD-UX513Fがシャンパンゴールド/ブラック/レッドの3色、ICD-UX512がシルバー/ホワイト/ピンク/ブルーの4色を用意。本体サイズは幅36.6×高さ102×奥行き14.6mm、重さは約59g(バッテリ含む)。付属品はステレオヘッドホン/USB接続補助ケーブル/バッテリ/キャリングポーチなど。
《加藤》
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