富士通、パブリック型クラウドの商用サービスを提供開始
エンタープライズ
ソフトウェア・サービス
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
クラウドめぐり日米5社がディスカッション……Cloud Computing World 2010 基調トークセッション(前編)
-
ニフティクラウド、サーバを操作するAPIを公開へ ~ 利用企業を募集

IaaS「オンデマンド仮想システムサービス」は、同社データセンターからネットワーク経由で、ICTインフラを一括して仮想的に提供するもの。利用用途に合わせ、従量課金制で利用できるパブリック型のクラウドサービスとなっている。富士通ではこのサービスを、2010年5月末より9月末まで、200社にトライアルで提供。要望が高かった仮想ICTシステムの構成テンプレートの拡充やネットワーク接続機能、ユーザー・コミュニティー機能などを新たに追加し、商用サービスとしての提供を開始するものだ。
仮想ICTシステムの構成テンプレートを新たに10種類提供。またマルチキャリア通信サービス網「FENICS」と連携させることで、閉域通信サービスも利用できる。これまでのメールサポートに加え、24時間の電話サポートも提供する(有償)。また、IaaSのシステム構築画面上において「よくある質問」へのアドバイスを共有するユーザー・コミュニティー機能を新たに提供する。さらに、アプリケーションの実行環境として必要となる富士通製ミドルウェア「Interstage」「Systemwalker」「Symfoware」の約50種類の製品群をダウンロードできるサイトもあわせて提供する。
利用料金は仮想サーバ1台あたり1時間25円から。また商用開始にあたって、富士通トラステッド・クラウド・スクエア(東京:浜松町)において、半日コースでの検証トライアルサービス(無償)を利用できる。今後は1年間で1,000社への採用を目指すとともに順次、オーストラリア、シンガポール、米国、英国、欧州大陸へと展開する予定。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/