キヤノンITSとジャストシステム、Android向け絵文字ソリューションの開発・提供で協業
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携帯電話で使われている絵文字は、「携帯電話内にあらかじめ実装されていて、文字コードと対で表現される絵文字(“絵文字”)」と「Eメールでの受信や、サーバからダウンロードすることで外部から携帯電話内に取り込むことができる“デコレーション絵文字”」の2種類に大別される。絵文字は通信事業者ごとに仕様が異なり、1コマだけの静止画のものもあれば、最大6コマの動く絵文字まで複数種類の仕様が存在している。Androidでは絵文字のデータを扱うためのAPIが準備されているが、日本市場で普及している“動く絵文字”の表示には対応していない。
今回の協業では、Android向け開発に実績があるキヤノンITSが、文字コードが割り当てられている絵文字(動く絵文字を含む)の描画モジュールを開発。この絵文字描画モジュールを導入することで、簡単に日本国内の各通信事業者の仕様に従った動く絵文字までを表示することが可能になるとのこと。
また、ジャストシステムが開発するAndroid向けの日本語入力システム「ATOK for Android(仮称)」との連携により、バリエーションがある絵文字のなかから使いたい絵文字を、読みからの予測変換機能を使って簡単に入力できるようになる。両社はこの絵文字ソリューションの仕様を共同で作成し、動作確認なども共同で行う。さらにAndroid向け絵文字ソリューションを、携帯電話機メーカーに提案していく計画だ。
当初は文字コードが割り当てられている絵文字を扱えるソリューションとして提供を開始、今後各種携帯電話端末にプリインストールされているデコレーション絵文字や、メールなどで入手したデコレーション絵文字への対応を順次行い、両社でAndroid搭載スマートフォンでの絵文字入力環境の向上を推し進める。
「ATOK for Android(仮称)」にも採用
《冨岡晶》
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