ソフトバンク純増数30万突破で、ついにauとの直接対決フェーズに[TCA・10月まとめ]
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それによれば携帯電話の合計契約数は1億1,540万0,800件(対前月比増0.5%)。事業者別では、NTTドコモが純増109,400(前月125,500)で累計56,894,600件。auグループが純増91,400(前月56,600)で累計32,291,200件。ソフトバンクが純増322,600(前月288,900)で累計23,474,200件。イー・モバイルが純増68,500(前月53,500)で累計2,740,800件。
PHSはウィルコムが純減39,500(前月減18,700)で累計3,777,700件となった。BWA(Broadband Wireless Access)契約数は、UQコミュニケーションズが純増43,400(前月36,300)で337,100件となった。
ソフトバンクの月次契約数がついに純増30万台を突破した。夏モデルおよびiPhone 4が今月も強力に牽引した結果と見られる。今回の30万台突破は、必ずしも明確な区切りとなる事項ではないが、節目となることは間違いない。携帯キャリアのシェア争いは、一つ次の段階に進んだと言ってもよいだろう。
月次純増数のみを見ると、ソフトバンクが約30万、ドコモやauは約10万とほぼ3倍の違いとなってきている。累計契約数はソフトバンクが2347万、auが3229万とまだまだ差異は大きいが、この差を今月の契約数のみで単純計算すると、ほぼ44か月でシェアが逆転することとなる。ドッグイヤーの業界スパンでみれば、かなり先のことにも感じるものの、その可能性はゼロではなくなった。ただし、auもAndroidケータイ群を発表し、猛攻勢でスマートフォン市場に再注力を開始している。ドコモもけっして傍観しているだけのはずもないだろうし、この年末、そして来年1年がケータイシェアの天下分け目の時期となるのは間違いないだろう。
《冨岡晶》
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