クウジット、行動分析用データロガーを新規開発……札幌市において観光客調査を実施
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この調査は、GPSと無線LANによる位置推定技術「PlaceEngine」を利用して、観光客の行動や、観光名所・店舗などの情報提供による観光客の行動の変化を追跡、データ化して分析するもの。従来のGPS単独測位では、観光客が建物内部や地下などに移動すると測位ができなくなかったが、新開発されたデータロガーでは可能となっている。この『屋内外行動分析用データロガー』は、同社の無線LANを利用した位置推定技術「PlaceEngine」にGPS測位技術、加速度センサーなどを組み合わせたものとなっている。
同時に、同社が開発した位置連動型 観光情報配信アプリケーション『ロケーション・アンプfor札幌』と、スマートフォン向けAR技術(Augmented Reality=拡張現実感)を利用した『GnG(Get and Go)』を組み合わせて、観光客に対し現在位置に連動した情報をタイムリーに提供、情報提供を行った観光客と、情報なしの観光客の行動を比較・分析する。
今回の調査では、『屋内外行動分析用データロガー』もしくは、あらかじめアプリケーションをインストールしたスマートフォン「Xperia」を観光客に貸与し、行動を調査する。調査期間は11月4日まで。
クウジットは、本調査で得られるデータやフィードバック、ノウハウをもとに、さらなる技術開発を推進し、観光客などの行動を解析、可視化し、マーケティングに応用するためのプラットフォームを「屋内外回遊性行動調査&解析ソリューション」として2011年4月以降、法人向けに商品化を目指すとしている。
《冨岡晶》
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