富士通とNetApp、グローバルアライアンス契約を締結
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富士通は、「ETERNUS DXシリーズ」をはじめとするSAN(Storage Area Network)ストレージ製品の有力ベンダーであり、現在グローバルにストレージビジネスを推進している。一方NetAppは、ICTインフラのストレージとして需要拡大が見込まれるユニファイド・ストレージを提供している。
今回のグローバルアライアンス締結により、両社は製品の相互供給を行い、海外においてプロダクトポートフォリオを共有するものとなる。この取り組みはまず欧州からスタートし、NetAppは、富士通のデデュープアプライアンス製品「ETERNUS CS800」の販売を、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域の22カ国において開始する。「ETERNUS CS800」は、中間市場で効率的なデータ保護の利用を広げる製品であり、重複排除テクノロジーを使用してディスクバックアップを行うユーザに、シンプルで低コストのソリューションを提供するものとなっている。富士通は、日本国外においてもNetApp製品の保守・サポートサービスを実施する。
なお、NetAppのユニファイド・ストレージソリューションについては、富士通のストレージ統合管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」、ダイナミックリソース管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」がサポートを始めており、これによりICTインフラの統合的な分析、制御、自動化が実現する見込み。
富士通 ストレージシステム事業本部長 執行役員の五十嵐 一浩氏は「富士通とNetAppのグローバルアライアンス契約の締結は、お客様に最適なストレージポートフォリオを包括的に提供します。これまで当社は、お客様に容易な導入、および効率的で柔軟なICTシステムを提供してきました。当社のお客様は、当社がNetAppとともに製品・サービスをグローバルに提供することの価値を期待しています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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