タバコ値上げで「禁煙」は1割以下、「変わらず吸っている」が6割以上
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タバコ値上げ直前まで「喫煙者」だった人に、今回の値上げがきっかけで禁煙や減煙をはじめたか問うと、「禁煙をはじめた」としたのは8.7%と少数。しかし「減煙をはじめた」人が27.2%おり、『値上げによる禁煙・減煙者』は合計35.9%を占めた。しかし、「変わらず継続」とする人が64.1%と6割以上を占めた。値上げで禁煙が進むと思われたが、その傾向は限定的と言えそうだ。
ただし性別や年代別では差が見られ、『値上げによる禁煙・減煙者』は、女性で41.7%、20代で44.4%と多い傾向となった。一方、タバコ値上げ直前に喫煙者の家族が「いた」人で、家族に「禁煙をすすめた」のは28.2%、「減煙をすすめた」のは19.1%。家族は禁煙をすすめるものの、本人は実行しても減煙と意識の違いが見られた。
禁煙のための手段を利用したことが「ある」と答えたのは32.4%。具体的な手段を複数回答形式で聞くと、最も多かったのが「電子タバコ」で58.3%。以下「市販の一般的なガム・飴(33.3%)」「その他菓子(25.0%)」「食事(16.7%)」と続いた。また、禁煙や減煙実施後の体重変化について聞くと「変わらない」が73.0%で多数を占めるが、「増えた」としたのが16.2%で、「減った」人の10.8%をやや上回る結果となった。
《関口賢》
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