人気ゲーム「リネージュ2」の偽サイト開設で2名逮捕……NCJapanが詳細発表
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
マカフィー、フィッシング対策協議会ならびにJPCERT/CCと連携……対策機能を強化
-
増え続ける「World of Warcraft」のアカウントフィッシング詐欺…マカフィーが注意喚起

24日同日、神奈川県警川崎署は、同社のサービスに対する不正アクセスを行っていた、西村優容疑者、および田中歌織容疑者の2名を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。この2名は、オンラインRPG「リネージュ2」の著作物を、無断で使用したフィッシングサイトを開設、「BOT」と呼ばれる不正なプログラムツールを配布していた。
プレイヤーがこのプログラムツールをダウンロードすると、コンピュータウイルスに感染し、ゲームで使用しているアカウントとパスワードが自動的に送信される仕組みとなっていた。2名はこのアカウントとパスワードを利用し、他のプレイヤーのアカウントを乗っ取り、奪ったゲーム内アイテムやゲーム内通貨を「リアル・マネー・トレード」(RMT)で売却して不正な利益を得ていたという。
エヌ・シー・ジャパンは神奈川県警と連携し、今回の捜査に全面的に協力。西村優と田中歌織の2名は、虚偽の個人情報を登録していたが、同社が調査・提供した情報と警察当局の捜査によってその行動の一部始終と所在地についても割り出された。現在、この2名と取り引きがあったアカウント、またこのフィッシングサイトからダウンロードした「BOT」を使用したアカウントについても、Safety Protection Teamをはじめとした社内の関係部署にて調査を続けているとのこと。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/