日本テラデータ、世界初の完全SSD構成のDWHアプライアンス「Extreme Performance Appliance 4600」発表
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「Teradata Extreme Performance Appliance 4600」は、DWHでは初めてデータ記憶装置すべてにSSDを採用することで、パフォーマンスを大幅に向上させた製品。金融業や小売業におけるリアルタイム・マーケティング、インターネット販売業におけるリアルタイム・Web分析などをはじめ、製造業や通信業も含め、意思決定までの時間がクリティカルな要件となる業務分析環境が必要な企業に適した製品となっている。
「Teradata Extreme Performance Appliance 4600」では、データの格納と取得に機械的なディスク・ドライブ(HDD)を使用する代わりに、高性能なフラッシュ・メモリを使用することでアクセス時間を大幅に短縮。特にSSDはランダムI/Oが高速に行えるため、Teradataデータベースの特徴であるハッシュ分散アーキテクチャとの相性が優れているという。また、アレイコントローラを排除し、PCIバスにSSDを直接接続することでボトルネックを最小化し、SSD本来のパフォーマンスを最大限に活用したのが特徴。さらにRAIDによるデータ保護の代わりにTeradataデータベース独自のフォールバック機能により、データを2重化し可用性を高めた。これらの設計により、SSD上のデータに対するクエリー速度はHDDと比較して最大18倍高速になる見込みだ。ユーザー領域は非圧縮データで最大18.3TBまでサポート。HDDで構成する同等性能のDWHと比較して、必要な電力は83%、データセンターの設置面積は93%削減が可能となる。
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価格は最小構成の3ノード(ユーザー領域:非圧縮時2.3TB)で、ハードウェア、ソフトウェア込みで2億円(税別)から。直販およびパートナー経由で販売する。
《冨岡晶》
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