NTT東西×ドコモ×パナソニック電工、「ホームICT」に関するフィールドトライアルを開始
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
NTTではホームICT向けのサービス基盤と、さまざまなパートナーの機器・アプリケーションを連携させるテストベッド環境での技術的検証を、2009年12月から開始。同時にNTT東日本、NTT西日本では新たなサービス開発・商用化に向けホームICT基盤の“OSGiフレームワーク”を組み込んだホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルータ)を開発した。さらにホームICT基盤と連携するサービスの技術検証のため、開発したホームゲートウェイにパートナーの1社であるパナソニック電工が提供するライフィニティシステム向けに開発したソフトウェアをプレインストールすることで、実環境におけるトライアルを、2010年6月末からNTTグループおよびパナソニック電工社員モニター宅で行い、実環境における長期間の安定動作などを確認できたという。
これらの結果を受け、2010年11月30日より、NTT東日本、NTT西日本は、パナソニック電工とともに、一般ユーザを対象としたライフィニティシステムとホームICT基盤の連携に関するフィールドトライアルを開始する。同時に、自宅のパソコンに保存してある動画・音楽・画像などのコンテンツを外出先から携帯電話などで閲覧できる、NTTドコモ「ポケットU」サービスとホームICT基盤を連携させたトライアルを開始する。
パナソニック電工では、ライフィニティシステムのなかで、各機器との連携をつかさどる「宅内コントロールアダプタ」のソフトウェアの一部機能をOSGiに対応させ、ホームゲートウェイにプレインストール。これにより、システム全体のコスト低減、また、NTTグループとのタイアップを深めることによるライフィニティシステムの既築市場での販売拡大を図る。なお、パナソニック電工のライフィニティに関するモニター募集については、NTT東日本、及びNTT西日本にて実施する。
一方NTTドコモは、OSGiに対応したソフトウェアをホームゲートウェイにプレインストールすることで、「ポケットU」対応のネットワークHDD内に保存される動画・音楽・画像などのコンテンツを定期的にチェックし、新着がある場合、ユーザーに携帯電話のメールを通して通知する新機能を提供する。今後は、より多くのパートナーとのサービスの商用化を目指すとのこと。
《冨岡晶》
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